アウトドア日記

個人の日記を兼ねていますので、アウトドア以外の記述があります。

2007年9月30日(日)
黒岳に登りました。 (9月26日)

層雲峡コースで黒岳に登りました。

リフト7合目  7時23分
山頂着     8時56分 (1時間33分)
山頂発     9時06分 (    10分)
リフト7合目 10時20分 (1時間14分)

合計所要時間  2時間57分

GPS記録省略

前日に北海道地方を寒冷前線が通過して、旭岳・黒岳など大雪山系が初冠雪しました。

当日朝は冷えており、リフト搭乗中はかなり寒い思いをしました。登山装備をしていても震えるほどでしたから、薄着の観光客はさぞ寒い思いをしたことでしょう。

7合目の登山者名簿帳に記載して出発する時点で、強い風が吹いていました。
登山道には直接風が当たらないので音だけでしたが、係員からは「多分山頂は立っていられない程の風が吹いているでしょう」と云われました。

係員には、「風が強ければ無理をせずに引き返す」旨を告げて出発しました。
寒い中、早朝から指導・監視にあたられている指導員の努力には頭が下がります。

往路では、登山道の石の表面が薄氷に覆われていて滑りやすく、非常に歩きづらい状態でした。
登山靴の踏む場所は平坦な石の表面は氷で滑って危ないので、凹んだスリップしづらい場所を選んで一歩一歩確実に歩く必要がありました。

復路では、日照があった関係で日陰以外は石の表面の氷がほぼ溶けて、往路よりは歩きやすくなりましたが、下山開始時点の急な石段に雪が被り非常に滑りやすくなっていたため、かなりの緊張を強いられました。

山頂到着時には風は少し納まったのか、出発時に心配したほどの風速ではありませんでした。
それでもカメラを構えていると、風で身体が揺れてなかなかシャッターを切れないこともありました。

山頂からの展望はお鉢平方面は完全に冠雪状態でしたが、それを外すとまだ雪は微かに見える程度で紅葉の方が優っていました。

私の到着時で先行者が数名おり、その後も登山者が登ってきました。この時期、日照があれば気温が上がりそれ程寒くはありません。

29日のテレビでは、「十勝岳山頂方面で凍死している登山者を発見した」と通りかかった登山者が下山して警察に届け出たと報じていました。

冠雪後は通常装備で登れるのは黒岳までで、お鉢平方面に行くには完全な冬装備が必要になります。


黒岳070926−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



黒岳070926−2

GPS軌跡




黒岳070926−3

黒岳




黒岳070926−4

登山道(9合目)




黒岳070926−5

黒岳山頂




黒岳070926−6

登山道にて
早朝には凍りついていました。



黒岳070926−7

山頂にて
雲がかなり速く流れていました。



黒岳070926−8

山頂にて
お鉢平方面



黒岳070926−9

山頂にて
南東方面(奥ノ平方向)

2007年9月28日(金)
高原沼めぐりで紅葉を撮影しました。 (9月24日)

緑岳の撮影に引き続き、高原沼めぐりで紅葉を撮影しました。

写真撮影が目的のため、時刻は記録していません。
GPSの記録は電源の入れ忘れのため、途中からの記録になっています。

今回は珍しく高原沼を一周できました。今まで何回も訪れていましたが、その度に高原沼以降は通行禁止で引き返していました。

高原沼以降は空沼しかなく、後は沢沿いの道を歩くだけなので、紅葉シーズン以外はあまり見所のない登山道です。

しかし、紅葉シーズンは素晴らしい紅葉と変化に富んだ登山道がマッチングして、楽しく歩くことができます。

空沼は下の写真ではほぼ干上がっているため小さく見えますが、春先の満水時は高原沼で最大の沼になるそうです。

空沼から暫くは左手に山を見上げながら歩きます。沢沿いの道に入っても、実際に水の中を歩くことはありません。

道も分かり易くしっかりしているので、機会があったら一度歩いて見ることをお勧めします。

緑岳中腹の折り返しと高原沼一周でかなりの距離を歩いたので、当日は大分疲れました。
そのため、翌日は悪天候が予想されていたため、休養日にすることを早めに決めました。

高原沼めぐりはいつも長靴で歩いていますが、今回は長靴を持参していないので登山靴で歩きました。

少しぬかるんでいましたが、例年のように酷い状態ではなかったので、かえって登山靴で良かったようです。


高原沼070924−1
GPS軌跡
電源入れ忘れで、途中からの記録になっています。
普段歩けない高原沼以降の貴重な軌跡です。



高原沼070924−2

緑沼にて
沢山の人で溢れていました。



高原沼070924−3

後半の沢沿いの道から、沢を撮影。
結構水量がありました。



高原沼070924−4 順路の途中で出会うカンバンです。
一周してくると、このカンバンの所に出てきます。
時計回りの順路を守るため、逆方向からの進入を阻止
する役目を果たしています。



高原沼070924−5

沼以外でも見所はあります。




高原沼070924−6

滝見沼




高原沼070924−7

緑沼




高原沼070924−8

エゾ沼




高原沼070924−9

高原沼
普段はここまでしか入れません。



高原沼070924−10
空沼
干上がっているため小さく見えますが、
春先の満水時は高原沼で最大の沼になります。

2007年9月28日(金)
緑岳で紅葉を撮影しました。 (9月24日)

大雪高原温泉コースで緑岳に登りました。
写真撮影が目的のため、緑岳中腹の写真撮影に適した場所まで登り、そこから引き返して高原沼めぐりに向かいました。

駐車場  7時00分
緑岳    8時45分 (中腹で引き返し)
駐車場 10時06分

合計所要時間  3時間06分

GPS記録は省略。

当日も良い天気で、沢山の人が緑岳に登っていました。

出発時に事務所(登山届記入)の係員から、数日前にお花畑付近で登山者が熊と出会い、熊避けスプレーを噴射して後退する際に転倒して足を骨折したので、注意をするように説明がありました。

私は、今回は多数の人が登っているので熊は大丈夫だろうと考えて、熊避けスプレーを携帯していませんでした。

自分の車の中には置いていますが、登山口の高原温泉にはシャトルバスで来ている関係でとりには行けませんでした。

そのため、大きな鈴1個のみを装着して出発しました。
早朝であまり先行者がいない時刻なので、お花畑を通過するときはやはりビクビクものでした。手を抜いてはいけないと改めて肝にめいじました。

今年の緑岳の紅葉は今ひとつですが、それでもそれなりには色づいています。

天気予報で翌日はまた天候が崩れると云っていたので、当日中に高原沼めぐりもすませてしまおうと考えて、緑岳の中腹から引き返しました。

写真を撮影しながらの登山は、頻繁に立ち止まって撮影するので、登山目的の登山よりはずっと疲れます。

通常の登山では、一定ペースで歩き身体も登山モードに切り替わりますが、写真撮影で立ち止まると折角の登山モードがリセットされてしまいます。

写真は私のHPの「写真館」にアップします。


緑岳070924−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



緑岳070924−2

GPS軌跡




緑岳070924−3

前回いた鹿2頭が今回も同じ場所にいました。
完全に住み着いているようで、登山者を恐れていません。



緑岳070924−4

草の実も真っ赤に色づいています。




(緑岳の登山道にて)

緑岳070924−5 緑岳070924−6






緑岳070924−7 緑岳070924−8

2007年9月28日(金)
赤岳で紅葉を撮影しました。 (9月23日)

銀泉台コースで赤岳に登りました。

駐車場   7時35分
赤岳     9時36分 (往路 2時間01分)
駐車場  12時27分 (復路 2時間51分)

合計所要時間  4時間52分

(GPS記録)
総上昇量   759m
距離      15.7km

(交通規制)
紅葉シーズンは、銀泉台と高原温泉への一般車両の通行は規制されています。
これは、マイカー利用による混雑の緩和ならびに排気ガスなどからの自然環境保護のためと、道路の幅員減少などによる交通事故防止のためです。

そのため、高原温泉入り口の湖畔側に「大雪レイクサイト臨時駐車場」を設けて、銀泉台・高原温泉行きシャトルバスを運行しています。
銀泉台までは片道400円、高原温泉までは片道350円です。

この臨時駐車場に集まっている数百台の乗用車を見ると、規制の必要なことが納得できます。
両方の道路は無舗装で一車線半程度の幅員しかなく、乗用車同士でも一旦停止して交差する必要があります。大型バス等とは待避場でしか交差できません。

銀泉台・高原温泉側の駐車場は狭いため、規制しなければ早朝時点で満杯になり、完全な交通麻痺が発生することは間違いありません。

(赤岳登山)
当日は晴天で、紅葉の撮影には絶好の一日でした。多数の登山者が登っていて、素晴らしい景観を堪能していました。

私は軟弱なのでカメラのみ携帯しましたが、本格的な撮影を目指している硬派の人達は重たい三脚を持参していました。まだ、大判のフィルムカメラを使用しているセミプロ級の人も見かけました。

前日に寒冷前線が通過して気温が低く風も強かったので赤岳山頂で撮影後に引き返しましたが、白雲岳方面に向かった元気な人達も居ました。

山頂付近の水たまりは凍っていましたので、気温はかなり下がっていたようです。
写真は別途「写真館」にアップします。


赤岳070923−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



赤岳070923−2

GPS軌跡




赤岳070923−3

赤岳山頂
大勢の登山者の他に、指導員(青色腕章)も見えます。



赤岳070923−4

石ころの登山道を行く登山者達




赤岳070923−5

霜柱
これほど立派な霜柱は初めて見ました。



赤岳070923−6

山頂付近の凍った水たまり
もう、氷が割られています。



(赤岳の登山道にて)

赤岳070923−7 赤岳070923−8






赤岳070923−9 赤岳070923−10

2007年9月27日(木)
大雪山系で写真撮影を行いました。(9月23日〜26日)

9月22日午前中に札幌の自宅を出発して、夕方層雲峡のオートキャンプ場に到着しました。
今回はここをベースに行動し、4泊しました。

9月22日 札幌の自宅から層雲峡に移動
9月23日 赤岳登山・撮影
9月24日 緑岳登山・高原沼めぐり・撮影
9月25日 悪天候のため待機 (旭岳・黒岳 初冠雪)
9月26日 黒岳登山・撮影 札幌の自宅に帰宅

(クーラーボックス)
新規に購入した「クーラーボックス」は、最強の保冷能力を誇るだけあって、その能力を発揮してくれました。

期間中は気温が低かったこともあり、26日に帰宅した時点でもボックスの中はまだ冷たい状態でした。

凍らせた1リットルボトル2本は完全に融けてはいましたが、この状況なら盛夏でもかなり威力を発揮してくれそうです。


大雪山キャンプ070927−1






(カーサイドタープ)
今回は同じく新規に購入した「カーサイドタープ」を持参しました。

これは、写真のとおり車の屋根に片側を保持させる方式のタープですが、設営が非常に簡単で強度も十分でした。

天気予報は、25日は北海道地方を寒冷前線が通過するため悪天候を予報していました。
そのため写真撮影には不適と考えて、前日中に25日は休養日に当てることに決めました。

25日は降雨に備えて早朝にカーサイドタープを張りましたが、その下で雨に濡れずに食事の準備ができるなど、大変役に立ってくれました。

25日は早朝5時にはほぼ晴れていましたが、雲の動きが早く8時頃には完全に曇って、遠くで雷の音が聞こえ始めました。

前線通過のため9時前から強い降雨が始まり、当日中は降ったり止んだりが続きましたが、このカーサイドタープのおかげで快適に過ごせました。車中泊キャンプの必需品に仲間入りしました。


大雪山キャンプ070927−2 大雪山キャンプ070927−3






(寝袋)
車中泊は車が冷やされるため、テント泊よりも寒いと云われていますが、確認はできていません。

何れにしても層雲峡は標高が高く、オートキャンプ場でも標高が490mもあり、札幌の藻岩山(531m)の山頂にほぼ匹敵します。

前回も就寝中に寒い思いをしているので、今回は登山用の寝袋とキャンプ用の寝袋を併用してみました。

キャンプ用寝袋の中に登山用の寝袋を入れて二重にして使用しましたが、温度調節も簡単で快適でした。

低地ではまだ単独での使用も考えられるので、暫くこの方式でやってみることにします。
登山用寝袋はこの他に、−12度Cと−26度C対応の二つを持っているので、いざとなれば活躍して貰うことになります。

(登山用)  ISUKA AIR−450 SHORT 3シーズン用 −6度C対応
(キャンプ用) LOGOS NO.72400060 三枚組丸洗寝袋 +7度C程度まで


大雪山キャンプ070927−4






(読書用の照明)
車の中で一日待機を経験した結果、読書用の明かりが別途必要と感じました。
車の室内灯では少し暗いし、登山用のLEDのヘッドランプの青白い光は読書には少し不向きです。

持参した懐中電灯の明かりが最適でしたが、最適場所に保持する方法がなく苦労しました。
次回に備えて、長時間使用可能な照明と取り付け方法を別途考えることにします。

ハロゲン球を使用したヘッドランプの使用も考えられますが、読書用には明るすぎて電池も短時間しか持たないと考えられます。

記述が長くなったので、登山記録と写真は別途アップします。


大雪山キャンプ070927−5

9月23日撮影 赤岳




大雪山キャンプ070927−7

9月24日撮影 高原沼めぐり




大雪山キャンプ070927−6

9月26日撮影 黒岳山頂にて
25日の初冠雪後の大雪山系(お鉢平方面)

2007年9月22日(土)
今日(22日)午後、大雪山方面に出かけます。

大雪山系の紅葉が進んでいるようなので、今日午後から黒岳・赤岳・緑岳・高原温泉方面に写真撮影に出かけます。

今回は重たいカメラNIKON D200(約1.9kg)も持って行く予定です。
北海道地方は昨日から今日にかけて寒冷前線が通過しました。

その後を追って北海道地方には大陸から冷えた空気が流れ込むので、これからは本格的な秋の気候になります。

それで、服装関係も一応夏と秋の両方を用意しました。
25日頃には天候が一時崩れる予報もでているので、あとはお天気次第です。

2007年9月21日(金)
ツールド北海道を見物しました。 (9月16日)

前回のキャンプ登山の帰りに登別温泉で「2007ツールド北海道」(自転車競技)を見物しました。

正式名称は「第21回ツール・ド・北海道国際大会」と云うそうです。
今年は札幌から長万部間の地域で行われたようで、インターネットで調べたら詳細は次のようになっていました。

9月13日 第1ステージ 105km 小樽 → 岩内 ロードレース
9月13日 第2ステージ 1.3km 岩内 タイムトライアル
9月14日 第3ステージ 174km 共和町 → 今金町 ロードレース
9月15日 第4ステージ 164km 長万部町 → 伊達市 ロードレース
9月16日 第5ステージ 172km 室蘭市 → 札幌市 ロードレース
9月17日 第6ステージ  61km 札幌 クリテリウム
          計    677km

登別温泉で見物したのは16日の第5ステージですが、このコースは今大会で一番きつい山岳コースになります。

海岸線からオロフレ峠を越えて行きますが、標高差900m弱を一気に登りきって洞爺湖方面に下ります。

大会資料によると、その後も大滝、美笛峠、金山覆道などのピークを越えていきます。参考までに、大会資料から総上昇量を概算してみたら2400m〜2500m程度になりました。

距離172kmを4時間半で走り抜いていますが、この間に標高差2500mもの坂道を登っていることになります。

ハードな競技の代表格として、富士山をマラソンで登る大会(富士登山競争大会)がありますが、この場合は次のようになります。
  制限時間 4時間30分
  距 離    21km
  標高差  3000m

この過酷なレースでも、毎年1000名以上が制限時間内に登り切っているようですから、驚くばかりです。この人達は、短時間に3000mも登って高山病にならないのでしょうか。

ツールド北海道の場合は同じ4時間30分で累計標高差約2500mですが、自転車とは言え距離が172kmもあります。

日本トップクラスの選手であるからこそ可能なのでしょうが、その体力・脚力にはただ驚くばかりです。


ツールド070921−1 パトカーや広報車が何分後に選手団が通過するかを
教えてくれます。
私がオロフレ峠の山頂を出発する時点で既に関係者が
いましたから、多数の人が予定路線に配置されていた
ことでしょう。


ツールド070921−2
先頭グループです。
接近して走っているので、先頭がコケたら後続全員が
コケるかも?



ツールド070921−3
第2(本体)グループです。大きなグループはこの2つ
のみでした。
これだけの人数ですから、近づいて来るのを見ていると
その迫力に圧倒されそうです。


ツールド070921−4
サポート車1
チームで参加しているので、多くの予備車を積載しているのかも。



ツールド070921−5
サポート車2
積載している自転車は1台のみです。




ツールド070921−6
上の写真のアップです。
多段変速機、前後輪のブレーキがハッキリ判ります。




ツールド070921−7
最後に通過します。
この後に、前方を塞がれている大会に関係のない一般の車両が暫く続きます。

2007年9月20日(木)
2000年の有珠山噴火跡を訪れました。 (9月15日撮影)

(車に水タンクを設置)
飲料水用のポリタンク(10リットル)を、車の後部荷台に設置しました。
車の後部荷台の左側後端にCD装置が置かれていて、この上部の空間のみが利用可能なスペースとなっていました。

そのため、この上部にポリタンクを置くことにして、CD装置の保護のため木箱を作成してCD装置をその中に収容しました。

10kg程度のポリタンクを上に置いてもビクともしないような頑丈な構造にしましたが、狭い場所に押し込むため設計・製作に苦労しました。

これで、別の8リットル容器と併せて最大18リットルの水を積載できることになったので、今後は水で苦労しなくて済みそうです。


(有珠山の噴火跡)
前回のキャンプ登山の途中で2000年に噴火した有珠山の噴火跡を訪れました。

噴火跡に「洞爺湖町西山火口散策路」が作られています。
国道37号線から標識に従って進むと大きな無料駐車場があり、そこから散策路が始まっています。

この散策路は洞爺湖温泉側にもつながっており、両方から登れるようになっています。

有珠山周辺では、1800年以降だけでも6回の噴火が記録されており、1944年には昭和新山が隆起して、前回は1977年に噴火しています。その23年後の2000年に今回の噴火があったわけです。

下の写真のとおり洞爺湖と内浦湾間の距離は短く、旧国道230号線の内浦湾と洞爺湖間の分岐部分の直線距離では約4.7kmしかありません。


噴火070920−1

★1が最初に噴火した場所です。
旧国道230号線が被害を受けました。


写真の「★1と★2」が今回噴火した場所です。噴火の兆しがあれば、隣接する洞爺湖温泉や洞爺湖町の住民は、避難せざるを得ない状態になります。

もう一つ困るのは、主要な国道37号線が交通止めになることです。このため室蘭市・苫小牧市と函館市間の最短主要道路が使用できず、大きく迂回することになります。今回の噴火では、並行して走る高速道路も被害を受けました。

今回の噴火で、旧国道230号線がもろに隆起・陥没の被害を受けて通行不能になり、新しく国道が造られています。
噴火は★1から始まり、後半では洞爺湖温泉の直ぐそばの★2でも噴火しています。

立地的には洞爺湖温泉が火山・噴火口にあまりにも近すぎるため、もし全く前兆なしの突然の大噴火が起これば、人的にも大きな被害を被る恐れもあります。

そのため、噴火直後は洞爺湖温泉の移転なども話題になっていましたが、いつのまにか消えてしまいました。

過去の噴火のペースでいけば、今後20〜30年以内には次の噴火も予想されるわけで、噴火予知技術の充実が期待されるところです。


噴火070920−2
散策路のメイン広場
ここから、噴火口への道もついています。
地面の温度が90度近くもある所があります。



噴火070920−3

噴火口近くまで延びている散策路




噴火070920−4

一番噴煙を上げていた噴火口




噴火070920−5

噴火口跡の内側斜面から勢いよく吹き出す蒸気。
写真上端の黄色いものは、取り残された重機です。



噴火070920−6

昔はこの下は道路だったのでしょう。




噴火070920−7

最初に噴火した跡です。建物が壊滅状態です。




噴火070920−8

上の写真の建物のアップです。 写真の上側が内浦湾です。火砕流なら一瞬で届く距離です。

2007年9月19日(水)
4代目の軽登山靴を購入しました。

(軽登山靴)
昨年7月に3代目の軽登山靴を購入(2006/7/10 日記参照)したのですが、靴底の踵側のブロックパターンが減ってきたのと、両足ともつま先側で防水力が落ちて内部の濡れが起こるようになったので、4代目の軽登山靴を購入しました。

今度の靴は私としては初めてのメーカーですが、山岳専門店で選んで購入しました。
一応皮製(ヌバック)なので、防水性・耐久性とも3代目よりは向上していると思われます。

重量的には、「皮+布」製の3代目よりも僅か10g(片足775g)重くなっているだけですので、かなり薄い皮を使用しているのでしょう。

所有している他のオールヌバック製の登山靴は、1000g程度なので、この靴の775gは驚異的です。

そのぶん耐久力は落ちるでしょうが、私としては普段使用する軽登山靴は、軽量であることを最も重視しています。

靴底については次のような特徴があります。
3代目 かなり柔らかいゴムを使用して地面とのなじみを良くしている。その反動として減り方が早かった。

4代目 硬さとしては一般的なレベルと思われます。従って、接触面の保持力は3代目よりも劣るかもしれません。

山岳専門店の靴売り場の担当者は、「靴の防水力は、靴の使用期間中は当然維持されるべきものである。靴をメーカーに送って防水テストをしてもらい、防水に関して瑕疵の有無を調べることができる。」との話でしたので、3代目の靴を店に預けました。

どのような返事が返ってくるのか楽しみです。使用期間は1年2ヶ月ですが、かなりの数の山行に使用していますので、その分見えない部分の傷みも大きいと思われますので。

今後は、3代目軽登山靴を予備としてキャンプ登山に携行する予定でいます。

(4代目軽登山靴)

豊浦港070919−1
  メーカー LOMER (ローメル)
  製品種類 ポルドイ
  サイズ   27.0
  重量(片足) 775g


(クーラーボックス)
今まで使用していたクーラーボックス(12リットル)は普及品で、コンビニの「板氷」をいれても保冷期間は一日程度でした。

炎天下の車内で生鮮食料品を数日間保冷するのには全くの力不足でしたので、思い切って高性能なクーラーボックスを購入しました。

車のスペースの関係で、ダイワの16リットルの製品にしましたが、僅か4リットル内容量が増えただけですが、体積は2倍になりました。

宣伝通りであれば「板氷」1個で3〜4日は保冷できるはずですが、まだテストはしていません。

氷を買う代わりに1リットルボトル2本を凍らせて使用する予定で、現在自宅でボトルを冷凍中です。

費用は嵩みますが食中毒を起こしてはならないので、どうせ買うなら現時点で一番保冷力の高いものにしようと奮発しました。
登山中に食中毒で腹痛などが起こっては目も当てられません。


豊浦港070919−2
 ダイワ
 プロバイザーIZM
 ZSS−1600X



(前回キャンプ登山の写真 その1)

豊浦港070919−3

昭和新山
少し離れた場所から撮影



豊浦港070919−4
麓は完全に観光地化していて、駐車場は総て有料で
無料駐車場はありません。
そばで見る昭和新山は流石に迫力があります。
でも写真撮影には近すぎます。


豊浦港070919−5

豊浦海浜公園の海に突き出た遊歩道から撮影
山頂のホテルは『ザ・ウィンザーホテル洞爺』



豊浦港070919−6

洞爺湖サミット会場に予定されている『ザ・ウィンザーホテル洞爺』
豊浦町側から見ると近くに見えます。



豊浦港070919−7

台船に設置されたクレーンで、陸上のケーソンを台船に積み込んでいました。

2007年9月18日(火)
長万部岳に登りました。 (9月15日)

鉱山跡コースから長万部岳に登りました。

駐車場      6時46分
うすゆき荘   7時17分 (    31分)
鉱山跡      7時53分 (    36分)
山頂       8時49分 (    56分)(往路 2時間03分)
鉱山跡      9時50分 (1時間01分)
うすゆき荘  10時22分 (    32分)
駐車場     10時53分 (    31分)(復路 2時間04分)

合計所用時間  4時間07分

(GPS記録)
総上昇量   678m
距 離     11.68km

前回は平成17年9月13日に登っているので、2年振りの2回目の登山となります。

天気予報では夕方から雨となっていました。そのため、早めの降雨を覚悟して取り敢えず登山口に向かいました。

前回は登山届けがうすゆき荘そばの登山口にありましたが、今回は林道ゲートに移されていました。一般車両はゲートまでしか入れません。

うすゆき荘までは林道が続きますが、うすゆき荘の200m程度手前で橋脚が損傷を受けて車の通行はできなくなっています。

林道の下流側で橋本体が土手から外れかかっているため、注意して渡る必要があります。今のところ徒歩で通行するのに支障はありませんが、もう一度大雨でも降ればどうなるか判らない状態でした。

距離が11.68kmになっていますが、この内林道歩きが約4km弱ありますので、それを除くと札幌の藻岩山と同レベルの登山です。

当日は夕方から天候が崩れる予報が出ていたのと、もともと登山者の少ない山なので、登山者は私一人だけでした。

登山道は特に問題ありませんが、8合目付近に距離的に短いのですが急斜面のザレ場がありますので、注意する必要があります。

当日は雨が時々パラパラと降る程度でしたので、ザックカバーを装着して登山用の傘をさして歩きました。

風がなく登山道も手を使うところがないので、このようなときは傘の出番です。何といっても傘は蒸れないので快適です。

山頂到着時点でスッポリと濃い雲の中に入ってしまったので、写真を撮影後早々に下山しました。

登山標識は「うすゆき荘」を起点に、1合目から9合目まで1合目毎に設置されています。倒れている標識もありますが、表示の確認はできます。

今回のキャンプ登山では連日朝露の中を歩いているのですが、登山靴のつま先の方から靴内部が濡れてしまいます。

踵の方は乾いたままなので、もしかしたらゴアの防水が弱り始めたのかも知れません。靴底のブロックパターンも減ってきているので、そろそろ靴を更新する必要があるようです。

ブロックパターンの摩滅だけならもう少し我慢して登山に使用できるので、この防水の弱体化に関しては、購入した山岳用品店で相談してみることにします。

下山後、二股温泉で汗を流しました。前回900円の入浴料が今回は1000円に値上がりしていました。

温泉のポスターでは、7〜10日間連続して入浴することで、泉質のラジウムが慢性病に大変良く効くと宣伝していました。

翌日もし天候が早めに回復したら「有珠山」または「オロフレ山」のどちらかを登ることにしました。

そのため、取り敢えず伊達方面に向かい、道の駅「だで歴史の杜」が24時間トイレも設置されていて車中泊に適していたので、そこで一泊しました。

翌16日はオロフレ山に向かったのですが、結局濃霧のため登山を断念して札幌の自宅に戻りました。

有珠山であれば雨でも登れるのですが、伊達の天気が回復したことでオロフレ山も問題ないだろうと思ったのが失敗でした。
オロフレ峠の頂上付近のみが濃霧で、とても登山をする気にはなりませんでした。


長万部岳070915−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



長万部岳070915−2

GPS軌跡




長万部岳070915−3

うすゆき荘
ここが登山口(起点)になります。



長万部岳070915−4

長万部岳山頂の標識




長万部岳070915−5

長万部岳山頂
見晴らしは良さそうです。



長万部岳070915−6

長万部岳山頂にて
登山道が濃い雲の中に飲み込まれていきました。



長万部岳070915−7

復路の鉱山跡からみた長万部岳
上部は完全に雲の中です。



長万部岳070915−8
うすゆき荘手前の壊れている橋
手前側が土手から離れています。
写真左端のみが土手とつながっていて、辛うじて歩いて渡れます。

2007年9月18日(火)
昆布岳に登りました。 (9月14日)

豊浦コースで昆布岳に登りました。

駐車場   6時33分
山頂     8時47分 (2時間14分)
駐車場  11時06分 (2時間19分)

合計所用時間  4時間33分

(GPS記録)
総上昇量  798m
距 離    11.85km

前回は平成14年9月3日に登っていますので、5年振り2回目の登山になります。

当日の天候は良好でした。山頂に到着して休憩中に少し雲がでてきたので、長居をせずに下山しました。

この山の登山道は石ころや木の根が殆ど無く、非常に歩きやすいです。ただ、登山道の始めの部分で粘土質の土が硬く締まり、朝露で少し滑りやすい状態でした。

前日の徳舜瞥山の登山道は「石ころ、木の根、段差」が連続していて、100%土の平坦な道は殆どなかったため歩行速度が遅くなっています。

従って、総上昇量がほぼ同じで距離は昆布岳の方が3.3kmも長いのですが、所要時間は昆布岳が30分も短くなっています。

私の登山した山のなかでは積丹岳が非常に歩きやすかった記憶があります。昆布岳もほぼそれに匹敵するものです。

あまり人気のある山ではないので、出会った登山者は単独行の男性1名のみでした。

下山後、明日の長万部岳登山に備えて、長万部公園キャンプ場に向かいました。
この公園は以前にも利用したことがありますが、非常に広くてキャンプ用設備も良く整備されているので気持ちよく利用できます。

また子供用の遊具も各種あるので、家族連れが子供を遊ばせにきていました。
オートバイ2台がそれぞれテントを張っていましたが、車4台は総て車中泊でした。(内1台は大型キャンピングカー)


昆布岳070914−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



昆布岳070914−2

GPS軌跡




昆布岳070914−3

昆布岳山頂




昆布岳070914−4

山頂にて
休憩中に雲が出てきて、一面真っ白になりました。



昆布岳070914−5

登山口付近にある駐車場
当日はこの2台のみでした。



昆布岳070914−6

登山道にて
花もそろそろ終わりです。



昆布岳070914−7






昆布岳070914−8






昆布岳070914−9

紅葉も少し始まっています。

2007年9月17日(月)
徳舜瞥山・ホロホロ山に登りました。 (9月13日)

日鉄鉱山跡コースで徳舜瞥山とホロホロ山に登りました。

駐車場       6時20分
徳舜瞥山     8時04分 (1時間44分)
ホロホロ山    8時58分 (    54分)
徳舜瞥山     9時47分 (    49分)
駐車場      11時27分 (1時間40分)

合計所要時間  5時間07分

(GPS記録)
総上昇量   780m
距 離     8.53km

(キャンプ登山)
天候が回復したので、改めて胆振地方(太平洋沿岸)へキャンプ登山に出かけました。

9月12日 札幌の自宅を出発、昭和新山を見物、大滝村の駐車場で車中泊
9月13日 徳舜瞥山・ホロホロ山登山 豊浦海浜公園(キャンプ場)で車中泊
9月14日 昆布岳登山 長万部公園キャンプ場で車中泊
9月15日 長万部岳登山 洞爺湖温泉そばの噴火跡を見物、道の駅「だて歴史の杜」で車中泊
9月16日 濃霧のためオロフレ山の登山断念、ツールド北海道を見物、札幌の自宅に戻る

9月16日は朝起きたら天候が回復していたので、オロフレ山登山のため登別に向かいました。カルルス温泉を通過してオロフレ峠の少し手前までは良好な天候でしたが、峠の頂上付近は非常な濃霧で視程数十メートル程度でした。

暫く駐車場で天候の回復を待ちましたが、逆に風も強くなってきて回復の見込みが無さそうなので、登山を断念して自宅に戻ることにしました。

帰路の途中の道路がちょうどツールド北海道(自転車競技)の路線にあたっていたため、登別温泉で選手団の通過を見物しました。

上り坂で見ていたのですが、世界のトップクラスの自転車競技とあって、そのスピードは予想を超えるものでした。

選手団は私がいま車で下ってきたオロフレ峠の急坂を登って札幌に向かうそうで、その脚力・持久力にはただ驚くばかりです。

北海道地方の週間天気予報は、前線通過などで19日−21日は「曇り/雨」の予報で、回復するのは22日(土曜日)になりそうです。

この間を利用して休養と車中泊関係装備の改善を図りたいと考えています。
昭和新山、洞爺温泉そばの噴火跡、ツールド北海道の写真は別途アップします。

(徳舜瞥山・ホロホロ山登山)
徳舜瞥山へ向かう道路の途中には「徳舜瞥山麓キャンプ場」があります。
しかし、設備が貧弱で寂しそうなので、大滝村の公衆トイレのある駐車場で車中泊をしました。

駐車場は国道に面していました。夜間はそれ程の通行量は無いだろうと考えていたのですが、実際は早朝から大型トラックが頻繁に通過して安眠を妨害されました。やはり主要道路からは少し離れることが必要なようです。

徳舜瞥山の登山口までの道路は舗装されており、登山口には立派な駐車場(10台程度)があります。

徳舜瞥山は途中から雲の中で、ホロホロ山も全く見えない状況でした。視程が数十メートル程度でしたので、ホロホロ山へ向かうかどうか暫く躊躇していましたが、登山経験がある山なので地図と磁石で方向を確認してホロホロ山に向かいました。

ホロホロ山の山頂手前でごく短い距離ですが、大石がゴロゴロしていて歩きづらい場所を通過します。

視程が回復しなので、写真撮影後直ぐに徳舜瞥山へ出発しました。徳舜瞥山に到着する直前で、今日初めての登山者(単独行男性と男女二人組)に出会いました。

人気のある山なので、最終的に全部で10数名の登山者と出会いました。


徳舜瞥山070913−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



徳舜瞥山070913−2

GPS軌跡




徳舜瞥山070913−3

登山口にあるカンバン
駐車場は舗装されています。



徳舜瞥山070913−4

徳舜瞥山山頂




徳舜瞥山070913−5

徳舜瞥山山頂にて
ホロホロ山は全く見えませんでした。



徳舜瞥山070913−6

ホロホロ山山頂




徳舜瞥山070913−7

登山道にて




徳舜瞥山070913−8

徳舜瞥山の登山口の近くに、短い距離ですが
迂回路が新設されています。



徳舜瞥山070913−9

通行止めの元の登山道。
大きく崩落していて危険な状況でした。

2007年9月10日(月)
室蘭岳に登りました。 (9月9日)

西尾根コースで室蘭岳に登りました。

駐車場    5時58分
ヒュッテ    6時10分 (    12分)
山頂着    7時40分 (1時間30分)
山頂発    7時57分 (    17分)
カムイ分岐  8時35分 (    38分)
ヒュッテ   10時10分 (1時間35分)
駐車場   10時26分 (    16分)

合計所要時間  4時間28分

(GPS記録)
総上昇量  738m
距 離    9.9km

(キャンプ登山)
週間天気予報では、台風一過で取り敢えずここ数日は降雨なしとなっていたので、9日〜11日の予定で胆振地方(太平洋岸)のキャンプ登山に出発しました。
(天気予報 胆振地方 9日晴れ、10日曇り、11日曇り)

9月8日午後に札幌を出発して、室蘭岳(鷲別岳)の中腹にある室蘭高原自由広場(キャンプ場)の駐車場で車中泊をしました。
9月9日は早朝に出発して、室蘭岳を西尾根から登り、水元沢経由で戻りました。

登山終了後にラジオの天気予報を確認すると、「明日の天気は前線通過で全道的に雨になる。」に変わっていました。

12日に札幌で用事があるためキャンプ日数を延長できないので、取り敢えずキャンプ登山を打ち切って、観光しながら札幌に戻ることにしました。

帰路、登別温泉→カルルス温泉→倶多楽湖とまわり、ウトナイ湖に寄った後、国道36号線経由で札幌に向かいました。

以前から、車中泊をキャンプ場ばかりでなく、「一般の駐車場」や「道の駅」でもやってみたいと思っていたので、恵庭の道の駅「花ロードえにわ」に寄ってみました。

駐車場も広く大型トラックも多数駐車しており、設備の良い24時間トイレも完備しているので、試しに車中泊をしてみることにしました。

駐車中の大型トラック(冷蔵車)が夜通しエンジンを掛けたままで、予想通りキャンプ場の静寂は得られす、ちょうどフェリー泊(船中泊)のイメージでした。

登山で疲れていたので、直ぐに寝付いたため音はあまり気になりませんでしたが、夜中に雨音で目が覚めてからはフェリー泊の感覚を味わいました。朝の駐車場には、車中泊をした複数台の乗用車がとまっていました。

道の駅を利用した車中泊では、今後もトラックのエンジン音は覚悟しなければならないかも知れません。

カルルス温泉の駐車場も、トイレ完備で車中泊に適しているようでした。こちらは静寂な夜を過ごせそうでした。

朝の5時に起床しましたがまだ小雨状態だったので、そのまま札幌の自宅に戻りました。

(その他)
その他にも、車の装備の改善を図っています。
食料関係を格納する箱の下側半分を8つに仕切り、さらに中蓋を作りました。これで、一週間分の基本的な食料類を分類して格納できるうえ、その上に鍋などを格納できるようになりました。

助手席に地図や雑誌を立てて格納するための箱を取り付けました。今までは助手席に積んでいただけだったので、整頓されて使い勝手が良くなりました。

(室蘭岳登山)
往路は西尾根経由で登りましたが、中腹から雲の中に入り、山頂到着時はまだ雲のなかでした。

山頂で夏道を登ってきた男性一人と挨拶中に、「水元沢経由で下りたいのだが、未経験コースのためこの天候では断念せざるを得ない」と云っていたので、私も同じコースでの下山を予定していたので同行を勧めました。

水元沢に向けて出発した後、直ぐに雲から抜け出して青空も見え始めました。その後は終日良いお天気でした。
花は時期的に遅いため、特に見るべきものはありませんでした。

ご一緒した男性は「登山装備+長靴」でしたが、中型カメラ、GPS(釣り用)、インターネットから室蘭岳のGPS軌跡を載せた地図を印刷して持参していました。

残念ながら、コンパスやマップポインターまでは持っていませんでしたが、GPSに軌跡が表示されるので、山菜採りなどでは戻るのに上手く利用しているとのことでした。

カムイヌプリの分岐で休憩中に、水元沢から2名ほど登ってきました。1名は、カムイヌプリを往復してから室蘭岳に登ると云っていました。
道は良いとのことでしたので、今度私も行ってみることにします。
(地図で概略計測 往路・片道 距離1.5km 累積標高204m)

水元沢では小さな沢を5〜6回横切ります。登山靴を濡らさないように石の上を苦労して渡るのですが、流石にこういう場面では長靴が威力を発揮していました。

終わり頃に年齢が77才と云われて、ビックリしました。履き物が長靴のため、安全を期して少しゆっくり歩きましたが、最後まで全く年齢を感じさせない歩き振りでした。


室蘭岳070909−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



室蘭岳070909−2

GPS軌跡




室蘭岳070909−3

朝焼け
キャンプ場にて



室蘭岳070909−4

キャンプ場からみた室蘭港
白鳥大橋と精油所



室蘭岳070909−5

室蘭岳山頂




室蘭岳070909−6

カムイヌプリ分岐




室蘭岳070909−7

水元沢
小さな沢添いに下ります。



室蘭岳070909−8

登別温泉−倶多楽湖間にて




室蘭岳070909−9

高台の展望台からみた倶多楽湖




室蘭岳070909−10

倶多楽湖畔
貸しボートとレストランが一軒あります。



室蘭岳070909−11

ウトナイ湖
観光客が白鳥に餌をやっています。



室蘭岳070909−12

ウトナイ湖にて




室蘭岳070909−13

白鳥の餌
一袋100円で販売されています。

2007年9月5日(水)
手稲山に登りました。

平和の滝コースで手稲山に登りました。

駐車場   8時17分
山頂着  10時35分 (往路 2時間18分) 
山頂発  10時54分 (休憩     19分)
駐車場  13時36分 (復路 2時間42分)

合計所用時間  5時間19分 

(GPS記録)
総上昇量  761m
距 離    11.6km

北海道の週間天気予報はまだ数日間は悪い予報になっています。現在東海沖にある台風が北海道にも影響を与えそうなので、週末の天候が心配です。

それで今日も遠出を諦めて自宅で待機中ですが、今日1日だけ天候が回復する様なので、近くの手稲山に出かけました。手稲山も前夜は降雨があったようです。

手稲山の平和の滝コースは、登山口からガレ場の少し手前までは普通の登山道ですが、それ以降は稜線に出るまで大きな石がゴロゴロした登山道が続きます。殆ど石の上を歩いていきます。

この大きな石のゴロゴロした登山道を歩き慣れていると、別の山に行って大きな石のある登山道に出会っても、気分的に楽に歩けます。

私の経験では、他の山で登山道に石があっても、石のレベルはほぼ同じで、あとは距離が長いか短いかの違いです。(日高山系を除く)

今日は気温的には適温でしたが、石が濡れていて滑るので大変気を遣いました。なにしろ、石の上で転ぶと痛いですから。

というわけで、石の上では転ばなかったのですが、登山道の急坂の下りで、あと1mで平坦になるという部分で濡れた土に足をとられ、横に一回転しました。

滑りやすかったので、かなり慎重に下っていたのですが、一見何でもない様に見えた部分で見事に滑りました。表面が少し乾いていて、内部がまだ濡れていたようです。

滑って尻餅をつくのはよくあるのですが、横に一回転したのは久しぶりです。
怪我をしたり、衣服を汚したりはしませんでしたが。

完全に尻餅をついてしまえば良かったのですが、汚れるのを嫌ってザックが土に軽く接触した時点で反射的に身体を起こしたのが原因で、その時に身体のバランスを失ったようです。

手稲山も木々はまだ青々としていますが、少しずつ秋が進んでいるようです。
草の実は大体が赤くなってきていますし、落ち葉もほんの少しですが登山道に落ち始めました。

復路は写真を撮りながら、ゆっくり散策気分で歩いたので大分時間がかかっています。
お馴染みの花ばかりですが、手稲山の写真を写真館にアップします。


手稲山070905−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



手稲山070905−2

GPS軌跡




手稲山070905−3
二つ目の橋
ベニヤ張りの橋を撤去して、新しく設置されていました。
丸太5本をボルトで一体化しています。



手稲山070905−4
三つ目の橋
ここも新しくなっていました。
丸太4本をボルトで一体化しています。



手稲山070905−5

登山道にて




手稲山070905−6

登山道にて




手稲山070905−7

登山道にて




手稲山070905−8
鮮やかな色のキノコ
ベニテングダケ(毒キノコ)と思われます。
食べると酒酔い症状、筋肉の痙攣、精神錯乱、幻覚など



手稲山070905−9

登山道に落ちていた木の実
表面がすこし粘っこくて、直径が3cmほどあります。

2007年9月3日(月)
久しぶりに藻岩山に登りました。

旭山記念公園から藻岩山山頂経由でスキー場登山口を往復しました。

駐車場    11時42分
山 頂     12時52分 (1時間10分)
スキー場   13時32分 (    40分)
山 頂     14時21分 (    49分)
駐車場    15時40分 (1時間19分)

合計所要時間  3時間58分

前線が北海道に接近しているため、暫くの間悪い天候が続くという予報が出ているので、自宅で待機中です。

今日も雨の予報が出ているのですが、藻岩山方面の天候を見ると何とか持ちそうなので、久しぶりに藻岩山に登るために自宅を出発しました。

前回は8月3日に登っていますが、新しいカローラワゴンにとっては、藻岩山登山には初めてのお供になります。

今日の気温は適温で、藻岩山の往路は半袖を着用しました。ただ風が強く、笹が大きな風音を立てていました。

山頂到着時には身体が冷えてきたので、長袖シャツと雨具の上着を着用してスキー場登山口に向かいました。
スキー場で雨具を脱いで、それ以降は長袖シャツで歩きました。

登山道の花は終わりに近づいています。もう新しい花は咲いていませんでした。

スポーツ選手の一団(7〜8人)が登山道を走っていました。どうやらスキー場から旭山記念公園を走って往復しているようでした。
どの程度のタイムが出ているか興味のあるところです。

登山道に木の実が落ち始めました。登山道の入り口に近いところでは、ドングリが落ちていましたので、拾って自宅に持ち帰りました。
まだ緑色をしているので、風に煽られて落ちたのでしょうか。

登山道にはまだ落ち葉はありません。木々はまだ青々としています。でも、もう少ししたら私の好きな落ち葉の季節になります。

(ベッドの改造)
カローラワゴンの「車中泊」の改善も行っています。

昨日、折りたたみ式ベッドの下側の足(3CM)を全部取り外しました。屋根(天井)が低いので、僅か3CMでも居住空間の改善には貴重です。

また、ベッドの頭の部分に背の低い板を取り付けました。ベッドで寝ているときに、枕が押し出されてベッドから外れて落ちてしまうことがあったので、その対策として板を取り付けました。

(クーラーボックスについて)
生鮮食料品を携行するための、クーラーボックスについて調べてみました。
今年は既に盛夏が過ぎたので、今すぐに購入するかどうかは未定です。

最近は断熱素材として、「真空パッド」が上位製品に使われているようです。
これは、機能的には魔法瓶の真空断熱と同じで、大気圧で潰れない様な構造のパッドの中を真空にして、高能率の断熱を図るものです。

ボックス全体(6面)に真空パッドを使用した製品は、使用していない普及品と比べると、4〜6倍の保冷力を発揮するようです。

問題は、普及品と比べると断熱材も厚くなり、同じ内容量を確保するためにはボックスが大きくなります。
また、もう一つの問題は、非常に高価なことです。

保冷力では、釣り道具用品の方がキャンプ用品よりも優れているようです。
通常、キャンプでは1〜2日間でクーラーボックスの中身を消費してしまいますが、釣行では3〜4日間、魚の鮮度を保つ必要があります。

ただ、普通の1〜2日間のキャンプに使用するのであれば、安価で大きさの割に内容量の大きいキャンプ用のクーラーボックスで十分かも知れません。

私の場合は、4〜5日間のキャンプ登山がメインになりますので、真空パッドを使用した製品に注目しています。

しかし、真空パッドを使用した20リットル以上の製品はかなり大きくなりますので、問題があります。

車の屋根にルーフボックスを取り付けて、車内の箱を3個から2個に減らしたばかりなのに、また3個に戻ってしまいます。

12〜16リットルの小さいものにするか、色々検討してみる必要がありそうです。


藻岩山070903−1

藻岩山山頂から
雲が低く、何時雨が降ってもおかしくない天気です。



藻岩山070903−2
T6分岐のカンバンが新しくなっていました。
何と、接着剤で古いカンバンの上に、新しいカンバンを
貼り付けていました。
飛行機の主翼にも接着剤が使用されるご時世ですから


藻岩山070903−3

藻岩山山頂にて
風の中で撮影



藻岩山070903−4

登山道にて。風の中で撮影。
山ブドウはまだ緑色をしていました。



藻岩山070903−5

登山口付近で拾ったドングリ。
まだ緑色をしています。

2007年9月1日(土)
雨竜沼湿原・南暑寒岳にのぼりました。 (8月31日)

雨竜沼湿原コースで南暑寒岳に登りました。

駐車場     6時07分
雨竜沼入口  7時20分
雨竜沼出口  7時59分
南暑寒岳    9時28分 (往路 3時間21分)
雨竜沼出口 11時03分
雨竜沼入口 11時55分
駐車場    13時07分 (復路 3時間39分)

合計所要時間  7時間00分

(GPS記録)
総上昇量   735m
距 離     19.1km

(5回目の車中泊)
前回の登山キャンプ後に車の屋根にルーフボックスを取り付けたので、そのテストを兼ねて前日の30日に札幌を出発して、南暑寒荘駐車場で車中泊をしました。

ルーフボックスには取り敢えず「寝袋・枕・着替え・予備の登山靴・予備の登山用寝袋」等の軽い物を入れて見ました。

無舗装道路も走りましたが、取り付け部・本体とも異常は起きませんでした。車の重心が高くなるので少し心配していたのですが、運転には全く問題はありませんでした。

車内の3個のボックスが2個に減ったので、就寝時の荷物の移動が必要なくなり、かなり楽になりました。

また、ベッドを片付けると車内の後部にスペースができるため、そこにカセットコンロを置いて食事の準備をすることができるようになりました。リヤドアが屋根代わりになるのも便利です。

そのため降雨や風のある時、駐車場地面での食事準備を制限されている場合に、大変便利になりました。実際に車内で食事準備をしてみましたが、問題はありませんでした。

今回はカセットボンベに「低温時用」を使用してみました。朝の低温時に使用しましたが、流石に燃焼は良好で実力を発揮しました。価格が高いので、気温を見ながら通常品と使い分けていくことになります。

ルーフボックスの蓋が開けづらいため、取っ手を取り付けることにして、帰路に購入しました。

(雨竜沼湿原・南暑寒岳登山)
ここでも熊情報が出されていました。
7月末に南暑寒岳−暑寒別岳間の登山道で登山者が2回ほど熊と遭遇したそうです。

張り紙では暫く南暑寒岳への登山を控えるように注意されていました。
熊避け鈴の用意と、できれば熊避けスプレーの携帯を検討して欲しいと表示されていました。

管理人の話では、雨竜沼湿原周辺の沢に若い熊が一頭住み着いて、一帯をテリトリーとして活動しているのだそうです。

現時点では登山者が南暑寒岳には登っているとのことだったので、鈴3個と熊避けスプレーを装着して南暑寒岳に向けて出発しました。

この雨竜沼湿原のコースに入る場合は、入山届けと清掃協力金500円の支払いが必要です。

時期的に遅いため雨竜沼湿原では珍しい花は見られませんでした。草の上部が少し茶色に変色し始めており、秋の始まりを感じさせます。この時期の景色もなかなか風情があります。

湿原内には木道が整備されていて、木道の外にでるのは禁止されています。
木道の整備状態は良好で快適です。途中からループ状の一方通行になっていますが、何しろ長いです。

雨天時や霜の降りた状態での歩行時は滑りやすいので、苦労させられそうです。 南暑寒岳への登山道には危険な場所はありません。ただ早朝に出発したため、朝露でズボンが濡れてしまい、やむを得ず雨具のズボンのみを着用しました。

天候は曇りでしたが無風のため、快適な登山日和でした。南暑寒岳の山頂からは暑寒別岳も良く見えました。

距離的には19.1kmと長いのですが、総上昇量が735mと少ないので比較的楽な登山でした。


南暑寒岳070901−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



南暑寒岳070901−2

GPS軌跡




南暑寒岳070901−3

南暑寒岳山頂




南暑寒岳070901−4

途中の吊り橋 2箇所あります




南暑寒岳070901−5
白竜の滝
登山道から撮影。
滝の下まで行く道もあります。



南暑寒岳070901−6

南暑寒岳山頂からみた暑寒別岳




南暑寒岳070901−7

南暑寒岳からみた雨竜沼湿原




南暑寒岳070901−8

湿原の木道
途中から一方通行になっています。



南暑寒岳070901−9

雨竜沼湿原
草の上部が少し茶色に色づいています。



(登山道にて)

南暑寒岳070901−10 南暑寒岳070901−11






南暑寒岳070901−12 南暑寒岳070901−13






南暑寒岳070901−14 南暑寒岳070901−15






南暑寒岳070901−16


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