真狩コースで、羊蹄山山頂手前を往復しました。
強風のため山頂直前で引き返しました。
駐車場 05時51分
3合目 06時50分 (0時間59分)
5合目 07時51分 (1時間01分)
7合目 08時45分 (0時間54分)
9合目 09時31分 (0時間46分)
真狩下山口 10時00分 (0時間29分)
引き返し点着 10時30分 (0時間30分) (4時間39分)
引き返し点発 10時35分 (0時間05分) (0時間05分)
駐車場 14時04分 (3時間29分) (3時間29分)
合計所要時間 8時間13分
(GPS記録)
総上昇量 1833m (?)
総下降量 1850m (?)
累積標高(+)トラック 2280m (?)
累積標高(+)地形 1667m
TP積算距離 14.30km
旭岳登山から戻って3日間休養をしたので、日帰りで羊蹄山に登りました。
前日に、倶知安町役場に電話を掛けて、羊蹄山の登山道の状態を確認したところ、アイゼンの携行は不要とのことでした。
早朝に札幌の自宅を出発して、真狩コースの登山者用駐車場に6時前に到着しました。
駐車場には、既に沢山の乗用車が駐まっていて、出発準備をしている登山者も沢山いました。
今日は、下山時にストックを2本使用してみる予定をしていたので、1本をザックにつけました。
装備をできるだけ軽くするために、「熊避けスプレー、熊避け鈴、道具類袋(約750g)、その他」の携行を止めました。
服装関係は晩秋の気候対応として、「長袖アンダーシャツ、半袖アンダーシャツ、夏用ズボン、夏用帽子、薄手の手袋」を着用し、アウターのみ冬用を携行しました。
冬用アウターは完全防水のため、雨具兼用として使えるので、雨具の上は携行を止めました。
ザックには「冬用シャツ(ウール)、フリース製インナー、雨具(下のみ)、ウィンドブレーカー(下のみ)、イヤーカバー、インナー手袋、」を入れて寒気に備えましたが、今回は使うことはありませんでした。
水は2リットル(500ml×4本)を携行しましたが、消費量は1本のみでした。
出発時はアウターを着用しましたが、身体が温まった時点で、アウターと半袖アンダーシャツを脱ぎザックにつけました。
半袖シャツは6合目を過ぎてから再び着用し、アウターは9合目手前で着用して、外輪山に出た時の風と寒気に備えました。
外輪山に出る前に、下りてきた登山者から「上は強風のため、登頂を諦めて下山してきた」旨の情報を得ました。
外輪山に出てみるとやはり強風が吹いていましたが、取りあえず山頂に向かいました。
山頂は連続した岩場の奥にあります。
この岩場の始まる直前まで何とかたどり着きましたが、この稜線に吹き上がる強風は強烈でした。
一番強い時は、立ち止まって耐風姿勢をとることで、何とか耐えられる状態でした。
稜線上のケルンの風下側に入り、写真撮影をして風の様子を見ましたが、その間も強烈に吹き続けていました。
この風の中でも、無理矢理山頂に向かう登山者もいましたが、私は安全を優先して下山することにしました。
この強風そのものが予想外で、登山開始時は全く予想していなかったものであり、今後この風がおさまるのか更に強くなるのかが判断できませんでした。
このような場合、風が更に強くなった時には、安全に下山することが困難になる可能性があることを考えて行動する必要があります。
勿論、風のおさまるまで山頂で待機する方法もありますが、危険すぎます。
復路で出会った下山中の登山者に登頂の有無を確認すると、確認した全員が途中で引き返したとのことでした。
強風の風向は南で、真狩コースの方向と同じでしたが、外輪山から少し下ると風が急に弱くなりました。
山頂で、何故あれほどの強風が火口から吹き上げていたのか、理由が判りません。
紅葉は、6合目付近から下で見られましたが、木々の紅葉は殆ど色あせていて、大雪山方面と同じような綺麗な紅葉は全く見られませんでした。
登山道脇の背の低い草木では、真っ赤な葉をつけているものが沢山あり、こちらの方は綺麗でした。
初冠雪で降った雪は消えていました。
下山開始時に、使用するストックを2本にしました。
暫く2本で歩いてみましたが、やはり1本の使用になれているせいか、2本では逆に歩きづらく感じたため、途中で1本に戻しました。
夏道の場合、各ストックを所定の位置につく必要がありますが、どうしても左側のストックの位置決めが不正確でした。
私の頭脳が、リアルタイムでストック2本を狙った位置につく動作には対応していないようです。まあ、単に訓練不足かもしれませんが。
夏道は、今までどおりストック1本でいくことにしました。
登山を開始した直後は晴れており、中腹に雲が見られた程度でしたが、直ぐに曇ってきて外輪山滞在中も曇ったままでした。
復路の下の方にきた時に空が晴れはじめ、駐車場に到着した時点では全体が晴れていました。
下山後、直ちに札幌に向かい、夕方自宅に戻りました。
(GPS)
累積標高(+)トラックの数値が、普段よりも大きくなっていました。
GPSの軌跡データーを確認すると、「+4m、−4m」というような±ゼロになる記録が多数見つかりました。
このプラスとマイナスを別々に集計するために、累積標高(+)トラックの数値が大きくなっています。
このような現象が何故起きたかは判りません。
普段と違うのは、強風が吹いていたことですが、この現象が外輪山滞在中に多く発生しているのは事実です。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
引き返し点から山頂方向を見る。
この先は岩場になるので、強風下では危険と考えて
下山しました。
外輪山の登山道
外輪山登山道から火口を見る。
火口内の様子です。
外輪山上の真狩下山口です。
晴れていると、向かい側に羊蹄山山頂が見えます。
6合目付近にて
同上
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