暑寒コースで暑寒別岳に登りました。
駐車場 5時07分
5合目 7時02分
8合目 8時08分
山頂着 9時06分 (往路 3時間59分)
山頂発 10時46分 (休憩 1時間40分) アマチュア無線交信
8合目 11時39分
5合目 12時30分
駐車場 14時02分 (復路 3時間16分)
合計所要時間 8時間55分 (往路+復路 7時間15分)
(GPS記録)
総上昇量 1223m
(距離)
軌跡ログ距離 16.48km
沿面距離 16.91km
TP積算距離 16.76km
天候は晴れ・無風で、快適な登山日和でした。
朝4時半頃に食事をしていると、夜間に到着した東京の単独行の男性が出発して行きました。
まだ薄暗かったので、「もう登るのですか?」と私から一声かけました。
暑寒荘に泊まった本州からの男性2名も、帰りの飛行機の関係があるので朝5時に出発する予定と前日に話していましたが、私が出発した時点ではまだ暑寒荘の中に居るようでした。
私も5時過ぎに出発して、この先行した男性とは山頂で再び会いましたが、山頂に到着する暫く前から、山頂に立つこの男性の姿を見掛けていました。
私が鈴を3個も鳴らしていたので、グループが登ってきているのかと見ていたそうです。
鈴の音はかなり遠くから聞こえていたと話していました。
その男性は親指ほどの大きさの鈴を1個付けているだけで、私からその小さい鈴では効果が無いとアドバイスしたら、更新する旨話していました。
この暑寒別岳は、本体の登りになると少し傾斜がきつくなり、ザレ場2箇所には丈夫なロープが設置されています。
このザレ場を除けば、非常に歩きやすい安全な登山道が続きます。
距離が約17km弱で、総上昇量も1223mありますので、総合的に見て中級の上にあたる登り応えのある山です。
今年登った山では、次の記録に続くレベルの山になります。
7/27 芦別岳 13.34km 総上昇量 1435m (上級)
8/15 羅臼岳 14.10km 総上昇量 1531m (上級)
8/27 羊蹄山 12.30km 総上昇量 1523m (中級)
当日のような好天の時は全く問題ありませんが、標高が1500m近い日本海に面した高山ですので、悪天候時・寒冷期には十分な装備と注意した行動が必要になります。
少しして本州の二人連れが登ってきて、その後で箸別コースから男性が1名登ってきました。
背中に変な板を背負っているので何をするのかと見ていたら、山頂でアマチュア無線の交信を楽しむための装備の一部でした。
この板を使って八木アンテナを組み立て、太い釣り竿を利用して地上2mぐらいにアンテナをあげました。
ソーラーパネル持参で、晴れているとこれで無線機の電力をまかなえるとのことでした。
パネルと小型バッテリーのケーブル同士を接続する特殊な端子を忘れたとのことでしたので、応急修理用に私の装備から銅線とビニールテープをお貸ししました。
アンテナが高性能なので送信出力は1w程度で十分だそうで、長時間の運用にはソーラーパネルが最適だと云っていました。
私もトランシーバーを持参していたので、性能確認も兼ねて少し交信しました。
私はロッド式のアンテナですが、出力5wで交信したので、札幌市厚別区の無線局とも良好に交信ができました。
暑寒別岳山頂から札幌市厚別区までは直線で約80kmと近いうえ、間に高い山が無いため電波的には見通し範囲になりますので、交信には最適な状況でした。
1時間半程度山頂で過ごした後、交信を楽しんでいる登山者と別れて下山を開始しました。
下山を開始して直ぐに男性1名に出会いました。駐車場で出会った夫婦連れの男性の方で、女性と駐車場で話をしたら女性は5合目から引き返したのだそうです。
装備的にはこのままの状態で大雪方面に行くことが可能でしたが、少し疲れたので一旦札幌の自宅に戻ることにしました。
往路と同じく最短距離の日本海側を通って、18時前に自宅に戻りました。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
GPS軌跡
暑寒別岳山頂
山頂から南暑寒別(右側)を見る
約2時間の行程ですが、今年7月にも熊との遭遇があったようです。
この山域は熊の生息域の真っ直中です。
夏の名残の花が一輪だけ咲いていました。
名古屋からの登山者が山頂でアマチュア無線交信中
手前がソーラーパネルで、長時間通信用には最適です。
山頂で組み立てて、釣り竿で地上2m程度にセットしました。
さすがに送信・受信とも抜群の能力を発揮していました。
風を受けると風下に向いてしまうのが難点だそうで、
今後の改良点です。
熊の糞で比較的新しいものでした。
未消化の木の実などが混じっていました。
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