平成20年山行記録


2008年9月17日(水)
暑寒別岳に登りました。 (9月16日)

暑寒コースで暑寒別岳に登りました。

駐車場   5時07分
5合目    7時02分
8合目    8時08分
山頂着   9時06分 (往路 3時間59分)
山頂発  10時46分 (休憩 1時間40分) アマチュア無線交信
8合目   11時39分
5合目   12時30分
駐車場  14時02分 (復路 3時間16分)

合計所要時間  8時間55分 (往路+復路 7時間15分)

(GPS記録)
総上昇量    1223m

(距離)
軌跡ログ距離   16.48km
沿面距離     16.91km
TP積算距離   16.76km

天候は晴れ・無風で、快適な登山日和でした。

朝4時半頃に食事をしていると、夜間に到着した東京の単独行の男性が出発して行きました。

まだ薄暗かったので、「もう登るのですか?」と私から一声かけました。

暑寒荘に泊まった本州からの男性2名も、帰りの飛行機の関係があるので朝5時に出発する予定と前日に話していましたが、私が出発した時点ではまだ暑寒荘の中に居るようでした。


私も5時過ぎに出発して、この先行した男性とは山頂で再び会いましたが、山頂に到着する暫く前から、山頂に立つこの男性の姿を見掛けていました。

私が鈴を3個も鳴らしていたので、グループが登ってきているのかと見ていたそうです。


鈴の音はかなり遠くから聞こえていたと話していました。

その男性は親指ほどの大きさの鈴を1個付けているだけで、私からその小さい鈴では効果が無いとアドバイスしたら、更新する旨話していました。


この暑寒別岳は、本体の登りになると少し傾斜がきつくなり、ザレ場2箇所には丈夫なロープが設置されています。

このザレ場を除けば、非常に歩きやすい安全な登山道が続きます。


距離が約17km弱で、総上昇量も1223mありますので、総合的に見て中級の上にあたる登り応えのある山です。

今年登った山では、次の記録に続くレベルの山になります。

  7/27 芦別岳  13.34km  総上昇量 1435m (上級)
  8/15 羅臼岳  14.10km  総上昇量 1531m (上級)
  8/27 羊蹄山  12.30km  総上昇量 1523m (中級)

当日のような好天の時は全く問題ありませんが、標高が1500m近い日本海に面した高山ですので、悪天候時・寒冷期には十分な装備と注意した行動が必要になります。

少しして本州の二人連れが登ってきて、その後で箸別コースから男性が1名登ってきました。

背中に変な板を背負っているので何をするのかと見ていたら、山頂でアマチュア無線の交信を楽しむための装備の一部でした。

この板を使って八木アンテナを組み立て、太い釣り竿を利用して地上2mぐらいにアンテナをあげました。


ソーラーパネル持参で、晴れているとこれで無線機の電力をまかなえるとのことでした。

パネルと小型バッテリーのケーブル同士を接続する特殊な端子を忘れたとのことでしたので、応急修理用に私の装備から銅線とビニールテープをお貸ししました。


アンテナが高性能なので送信出力は1w程度で十分だそうで、長時間の運用にはソーラーパネルが最適だと云っていました。

私もトランシーバーを持参していたので、性能確認も兼ねて少し交信しました。

私はロッド式のアンテナですが、出力5wで交信したので、札幌市厚別区の無線局とも良好に交信ができました。

暑寒別岳山頂から札幌市厚別区までは直線で約80kmと近いうえ、間に高い山が無いため電波的には見通し範囲になりますので、交信には最適な状況でした。


1時間半程度山頂で過ごした後、交信を楽しんでいる登山者と別れて下山を開始しました。

下山を開始して直ぐに男性1名に出会いました。駐車場で出会った夫婦連れの男性の方で、女性と駐車場で話をしたら女性は5合目から引き返したのだそうです。


装備的にはこのままの状態で大雪方面に行くことが可能でしたが、少し疲れたので一旦札幌の自宅に戻ることにしました。

往路と同じく最短距離の日本海側を通って、18時前に自宅に戻りました。

暑寒別岳080917−1

GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用


暑寒別岳080917−2

GPS軌跡




暑寒別岳080917−3

GPS軌跡




暑寒別岳080917−4

暑寒別岳山頂




暑寒別岳080917−5
山頂から南暑寒別(右側)を見る
約2時間の行程ですが、今年7月にも熊との遭遇があったようです。
この山域は熊の生息域の真っ直中です。



暑寒別岳080917−6

夏の名残の花が一輪だけ咲いていました。




暑寒別岳080917−7

名古屋からの登山者が山頂でアマチュア無線交信中
手前がソーラーパネルで、長時間通信用には最適です。



暑寒別岳080917−8
山頂で組み立てて、釣り竿で地上2m程度にセットしました。
さすがに送信・受信とも抜群の能力を発揮していました。
風を受けると風下に向いてしまうのが難点だそうで、
今後の改良点です。


暑寒別岳080917−9

熊の糞で比較的新しいものでした。
未消化の木の実などが混じっていました。

平成19年山行記録
http://tjmount.com/