万計沢コースで空沼岳に登りました。(万計山荘の手前で引き返しました。)
駐車場 06時54分
折り返し点着 08時54分 (2時間00分)
折り返し点発 09時06分 (0時間12分)
駐車場 11時25分 (2時間19分)
合計所要時間 4時間31分
(GPS記録)
総上昇量 449m
総下降量 483m
累積標高(+)トラック 589m
累積標高(+)地形 588m
TP積算距離 8.85km
大雪方面の紅葉情報を調べたら、「黒岳以外では黄色く色づいてきた段階」とありましたので、今日は札幌近郊の山に登ることにしました。
それで、水に弱いため最後まで残ってしまっていた空沼岳を選びました。
今日は連休最終日とあって、駐車場に戻った時に数えたら、乗用車が30台以上駐まっていました。
私が駐車場に到着した時点で、既に車が3台あり、登山者は出発した後でした。
出発して直ぐ川を渡りますが、橋が流されていて跡形もありませんでした。
小屋の直ぐそばに、新しい徒渉場所が出来ているのを知らずに、流失した橋の少し上を無理して渡りました。
復路でこの徒渉場所に気がつきました。
こちらは倒木を複数本渡してあるので、靴を濡らさずに渡れましたが、今度大雨が降ったらまた流されてしまうのでしょうね。
登山道は緩んでいて歩きづらい状態でしたが、特に問題はありませんでした。
万計山荘手前約800mの地点で、川を渡る場所がありますが、今回はこの場所の橋が流されていました。
登山道から直角に右折して、最初に木道の様な橋を渡り、一旦中州に出た後に、細い木を沢山並べた小さな橋を渡る場所でした。
今日の状態は、手前の木道の様な橋があった場所が土砂で埋まり、木道のみが残っていました。
その先の小さな橋部分が大きく削られてV字型になり、急流が流れていました。
一応、細い倒木が2本渡されていましたが、渡るのは危険すぎると思って躊躇しているところに、長靴姿の男性登山者が到着して、無造作にその倒木の上を通過していきました。
あまりの身軽さに感心していると、「渡るのをサポートするから来い」と云うので、私もやっとそこを渡りました。
そこに小学生を連れた登山者が到着しましたが、子供が怖がって渡ろうとしないので、先の登山者が流れに引っ掛かっていた倒木で、下側にもう一つ橋を渡しました。
こちらの方は、大きな岩に手をついて渡ることができ、安全性が格段に向上しました。
万計山荘手前150〜200m程のところに、万計沼から流れ出る水で滝になっている場所があり、登山道もその脇を通過するようになっています。
今回は、その滝に行く手前の登山道が大きく決壊していました。
決壊部分の縁を通る仮道らしきものがありましたが、損傷が酷くてとても通過できそうにもありませんでした。
その少し手前から、右手の急斜面を登って迂回するトラバース道ができていました。
私も、上り部分を太い植物の茎に掴まって登って見ましたが、登り切った先からの状態があまり良くないと判断して、そこから引き返しました。
この上りも、ヌルヌル状態でしたので、気持ちの良いものではありませんでした。
ツアーの一行は、このトラバース道を通過して行った様子でしたが、確認はしていません。
私は、「登山口の徒渉、途中の橋の流失、今度の登山道の決壊」と続いたので、更にこの先にも危険な場所があるかも知れないと思い、その決壊場所から引き返しました。
小学生を連れた登山者も、そこから引き返してきました。
以前、沢登りのツアーに参加していたころ、危険なトラバースはいやと云うほど行っているので、その危険性は十分に認識しています。
復路で、大勢の登山者に出会いましたが、皆さん無理をして事故でも起こしていなければ良いのですが。
縦走の最後の方で、もう戻れない状態の時に、この様な危険な場所を通過せざるを得ないことがあります。
天塩岳の縦走の時に、大雨直後で、私にとっては今回よりも危険な徒渉(濁流に渡された細い板の橋の通過)をしたことがあります。
板の幅が靴の長さぐらいしか無く、下は濁流で流されたらお終いという状況でした。
普段は、小川程度の流れなので、板の幅はそれほど気にしていませんでしたが、濁流が流れていれば話は別です。
今回は、まだ往路なので、安全を期して引き返しました。
橋の流失部分は簡単に修復できるでしょうが、決壊部分の対策実施には時間が掛かるかも知れませんね。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
折り返し点の拡大図です。
万計山荘の150〜200m程度手前です。
GPS軌跡
折り返し点の登山道が決壊した場所です。
矢印の方向に登山道がついていた筈です。
決壊部の拡大図です。
矢印は仮道と思われますが、傷んでいて通過できそうにも
ありませんでした。
決壊現場に到着した登山者達です。
右手の急斜面を登ってトラバースする踏み跡があり、
ツアーの一行はそこを登って行ったようです。
ツアーの一行は、私が引き返し始めた時に到着しました。
橋流失現場です。(2007−7−10 撮影)
下の写真と合わせてご覧ください。
今日の橋流失現場の状況です。
手前の木道部分が土砂で埋まっています。
その先方がえぐられて、急流になっていました。
同上
急流を渡る登山者です。
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