平成24年山行記録


2012年9月3日(月)
羅臼岳に登りました。 (8月28日)

岩尾別コースで、羅臼岳山頂を往復しました。

駐車場      05時11分
弥三吉水     06時46分 (1時間35分)  
銀冷水      07時45分 (0時間59分)  
羅臼平      08時41分 (0時間56分)  
山頂着      09時49分 (1時間08分) (4時間38分)
山頂発      10時15分 (0時間26分) (0時間26分)
駐車場      13時50分 (3時間35分) (3時間35分)

合計所要時間  8時間39分

(GPS記録)
総上昇量   1227m
総下降量   1306m

累積標高(+)トラック   1500m
累積標高(+)地形    1584m

TP積算距離    14.60km

羅臼岳登山は、今回が5回目になります。

  登山年月日    往路所要時間   合計所要時間
  2012−8−28  4時間38分     8時間39分
  2010−8−26  4時間13分     7時間38分
  2008−8−07  3時間59分     7時間49分
  2006−8−11  4時間07分     7時間26分
  2003−8−14  4時間59分     9時間40分 (前日軽い捻挫)

今回の羅臼岳登山は天候に恵まれました。山頂到着時は、晴れ・無風・適温で遠方視程も良好でした。

今までの登山の中では最高の状態でした。

今回はゆっくり歩いていますので、往路の所要時間は前回よりも25分間多く掛かっています。

歩行速度は多少落ちましたが、70才になっても羅臼岳に登ることができたことに感謝です。

弥三吉水、銀冷水は水が流れており、岩清水も冷たい水が滴っていました。

この岩清水は濾過水ですので、往路・復路とも立ち寄って美味しく飲みました。

今回は水は1.5リットル持参しました。

岩清水は直接飲料が可能ですし、浄水器を携行しているので、いざとなれば弥三吉水・銀冷水の水を利用できます。


登山道の状態は、以前と変わりありませんでした。

斜里岳山頂で出会ったツアー客とガイドから、羅臼岳の岩稜部分で、蟻を食べに来ていたヒグマと遭遇した話を聞いていたので、今回は往路・復路ともこの区間は熊避け鈴の他に、笛も吹いて歩きました。

下山時に、同じ場所で動物の低いうなり声を聞いたような気がしたので、空耳かもしれないと思いましたが、取り敢えず急いでそこを離れました。

下山後駐車場で、私の直前を歩いていた登山者から、この場所でヒグマに遭遇し、別の登山者がスプレーで追い払ったとの話がありました。

この登山者は、爆竹を携行していたので、何時でも着火できるように準備をしていたそうですが、結局爆竹は使わなかったようです。

私からは、爆竹は熊を興奮させて、かえって危険であると本でよんだことがある旨を話しておきました。

この登山者は、私が後続しているのを承知していたので、無事に私が駐車場に戻れるか心配していたそうです。

そのため、私の姿を駐車場で見つけて、話しかけてきたようでした。

もしかしたら、動物のうなり声は、実際にヒグマのうなり声だったのかもしれません。

鈴を2個つけたうえ、熊避け笛を吹きながら現場に接近したので、熊が事前に登山道から身を隠していたのかも知れませんね。

弥三吉水で休憩中に、長崎から来ていた一行と少し話をしました。

この内の女性1名が、弥三吉水を直接ガブガブと飲んでいました。

私から、北海道の沢水には「エキノコックス原虫」がいる可能性があるので、生水では飲まないようにアドバイスしておきました。

私も、以前にここで直接飲んだことがあります。

また、鈴もつけていない様子でしたので、私が携行していた熊避け鈴と熊避けスプレーについて少し話をしました。

本州からの登山者は、ヒグマの恐ろしさが実感できないせいか、鈴を携行していない人が多いようです。

下山後、ウトロ温泉に戻り、前回入浴したホテルの温泉で汗を流しました。

当日はうとろ・シリエトク(道の駅)で車中泊をして、翌日早朝に出発して旭川経由で札幌の自宅に12時頃に戻りました。

北海道も高速道路の整備がすすんでいるので、長距離の移動も楽になりました。

これで、高速道路の通行料金が無料になれば最高ですが。

羅臼岳
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



羅臼岳

GPS軌跡




羅臼岳

羅臼平から見た羅臼岳山頂です。
ここから山頂までは、更に1時間かかります。



羅臼岳

羅臼岳山頂です。




羅臼岳

沢山の登山者が到着していました。




羅臼岳

銀冷水にテスト設置されていた携帯トイレ用のテント
です。



羅臼岳

標高450mから650mまでは、ヒグマの出没が
多発している区間です。両方に掲示があります。



羅臼岳
ヒグマの糞です。
上の写真は、木の実が中心ですが、あまり消化されていま
せんね。



羅臼岳

登山道にて




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