新見峠コースで、前目国内岳、目国内岳を往復しました。
駐車場 07時25分
前目国内岳 08時18分 (0時間53分)
目国内岳着 10時00分 (1時間42分)
目国内岳発 10時17分 (0時間17分)
前目国内岳 11時35分 (1時間18分)
駐車場 12時26分 (0時間51分)
合計所要時間 5時間01分
(GPS記録)
総上昇量 528m
総下降量 608m
累積標高(+)トラック 700m
累積標高(+)地形 649m
TP積算距離 7.47km
(8月10日 目国内岳登山)
11日、12日が雨の予報のため、何とかこの晴れの日を有効に使おうと考えて、今回の予定にはありませんでしたが、以前登ったことのある目国内岳に登ることにしました。
岩内岳と続いている山なので、登山口のある新見峠まではたいした距離ではありません。
持参した岩内岳の地図に、目国内岳の登山道も載っていたのでそれを利用しました。
新見峠にある登山用駐車場に到着したときは、雲の中でした。
以前の登山の記憶が殆ど残っていなかったので、登山口の位置が判らず歩いて探したら、道路の少し先に立派な登山口表示があり安心しました。
駐車場で準備中に、雲が段々濃くなってきて濃霧状態になり、今にも雨が降り出しそうな天候状態になりました。
そのため、様子を見ながらゆっくり時間を掛けて準備を進め、登山口を出発したのは到着後30分程してからでした。
付近の状態は、雨が上がった直後のように樹木が完全に濡れていたので、露で濡れるのを避けるため、上下の雨具をつけて出発しました。
出発時点でも完全に濃い雲の中でした。
予報では直ぐに晴れてくることになっていたので、それを信じて出発しましたが、出発直後に本降りの雨になりました。
幸い、雨は前目国内岳に向かう途中で上がり、目国内岳本体の登りに掛かった辺りで晴れてきました。
目国内岳の登りでは、6合目から少し岩がありますが直ぐに終わり、山頂付近は大きな岩の連続になります。
頂上直下で矢印どおりに進むと、危険な場所があります。
大きな石の斜面の上部を通過するのですが、スリップすると10m以上の落下が免れません。
距離は2歩程度と短いのですが、身体を支えるための別の岩が歩行面の上に少し被さっているので、安定した通過姿勢とることができません。
落下すれば、大怪我は必至と思われます。
そのため、安全に通過できる経路を探すため少し時間を浪費しましたが、結局直ぐ手前の岩を上って通過するしか方法は無いようでした。
手前に160〜170cm程度の垂直の岩があり、その岩の頭部も登山道になっていて、この部分をよじ登れば、前述の危険箇所を通らずに安全に通過することができます。
ザックを担いだままではとても突破出来そうもなかったので、ザックとストックを先にこの岩の上に仮置きして、空身でそばの岩を利用しながら、この垂直の岩を上りました。
他の山では、ロープか鎖が設置されていて当然な、非常に危険な場所なのですが、何故か対策が全くされていません。
下りも、同じ場所を下りました。近くの木にスリングを掛けてロープ代わりにし、簡単に下りることが出来ました。
山頂は大きなゴロゴロした岩だけで出来ているので、平坦な場所はありません。
山頂からは、岩内岳やその途中にある湿地帯や小さな湖(池)などが展望できます。
下山を開始した直後に、4人のグループが登ってきました。登山口到着時に入林届けで確認したところ、このグループは岩内岳へ向かったようでした。
途中の湿原帯の水量はどうだったのでしょうか。無事横断出来たのであれば良いのですが。
復路の目国内岳と前目国内岳の最低コル付近で、雨具の上だけを脱ぎ、半袖下着姿になりました。下の雨具は、登山ズボンの代わりに着用していたのでそのままにしました。
その他に2グループと、監視員(パトロール)1名に出会いました。
下山後、後始末をしているときにこの監視員も降りてきたので、暫くの間、登山道の安全対策について談笑しました。
この監視員に、前述の危険箇所の対策実施を強く要望しておきました。
監視員も、この仕事に就いてまだ日が浅いので、登山者から意見や要望を言って貰うと大変助かると話していました。
この登山道部分は、北海道の管轄になっているようで、直ぐ側からは国有林になっているとのことでした。
監視員は、目国内岳を主体にした山岳会は無いようだと話していました。
山岳会があると、危険箇所の安全対策などにも配慮してくれるので助かるのですが。
登山道が雨のために滑りやすかったので、全域で慎重に歩いています。
上昇量・TP積算距離とも藻岩山とそれほど変わりませんが、所要時間だけはタップリ掛かっています。
路面が緩んでいため慎重に歩いたことが最大の理由ですが、やはり途中の大きなゴロゴロした岩の通過にも時間が掛かっています。
路面・岩の表面が乾いていれば、今回よりもかなり短い時間で往復できます。前回の所要時間は、3時間51分でした(2005/8/29)。
天気予報を確認したら、翌日、翌々日とも降雨確率が60%以上になっていたので、長万部方面の登山を諦めて札幌の自宅に戻りました。
それにしても、天気が安定しませんね。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
目国内岳山頂です。
山頂は大きな岩がゴロゴロしていて、平坦な部分はあり
せん。
3合目付近から岩内町を見る。
登山口と前目国内岳の中間点よりも、若干前目国内岳
寄りの位置です。
目国内岳です。
山頂は、大きな岩だけでできています。
目国内岳山頂のアップです。
山頂直前に、危険な箇所があります。
往路の天候状態は、前目国内岳を通過するまでは、この様
な状態でした。
前目国内岳到着時点では、遠方視程はありませんでした。
登山口です。
登山用駐車場です。
三角屋根は、トイレです。綺麗なトイレでした。
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