豊浦コースで、昆布岳山頂を往復しました。
駐車場 06時20分
林道交点 07時12分 (0時間52分)
8合目 08時22分 (1時間10分)
山頂着 09時03分 (0時間41分) (往路 2時間43分)
山頂発 09時43分 (0時間40分) (休憩 40分)
8合目 10時18分 (0時間35分)
林道交点 11時13分 (0時間55分)
駐車場 11時57分 (0時間44分) (復路 2時間14分)
合計所要時間 5時間37分
(GPS記録)
総上昇量 774m
総下降量 803m
累積標高(+)トラック 901m
累積標高(+)地形 899m
TP積算距離 11.76km
(8月18日 昆布岳)
昆布岳には、2002年9月3日と2007年9月14日に登っていますので、これが3回目の登山になります。
この2件の写真を見ると、両日とも遠方視程は不良で、天候的には今回が一番良い状態でした。
昆布岳の登山口には簡易トイレも設置されています。
あまり人気のある山では無いようで、登山記録簿で確認すると、2〜3日に一人登っている程度でした。
登山記録簿に2日前に登った人の記録があり、備考欄に「よい山でした・・・・」との表示があったので、登山道に問題の無いことが確認できて安心しました。豪雨のあった後でしたので、少し心配していました。
距離は長いですが、8合目の昆布岳本体の登りまでは、緩やかな起伏のアプローチ道が続き、登山と云える傾斜になるのは8合目以降です。
9合目から山頂までの距離が長く感じられました。合目表示が距離的にほぼ等間隔になっているため、本格的な登りのある9合目以降が長く感じられるのかもしれません。
この山は独立峰で、山頂には視程を妨げるものがないので、山頂からは360度のパノラマを楽しむことができます。
羊蹄山の山頂はこの山より約800mも高いですが、大きな火口があるために下界を見渡せる範囲は、全体の半分以下です。
今回は雲が無かったため、360度のパノラマを心ゆくまで楽しんできましたが、気温が上がっているために少し靄っていたのが残念でした。
空気の澄んでいるときは、本当に絶景でしょうね。
登山道は良く整備されており、危険な場所はありません。
夏草が登山道に被っている区間が複数箇所ありますが、背の低い草が多いので問題はありませんでした。
ただ、夏草が石ころ等を隠していることがあったので、草の被っているところは注意して歩くことが必要です。
復路では、気温が上がってきたため、日光の直射する部分では非常に暑く感じました。
12時頃に登山の記帳をする所に戻りましたが、私より少し若いと思われる夫婦連れが記帳中でした。
話を聞くと、何とこれから昆布岳に登るとのことでした。両名とも私よりは軽装備でした。
私は気温の低い早朝に出発していますので、2時間43分で登頂していますが、山頂でゆっくり展望を楽しんだこともあり、往復では約6時間弱の所要時間になっています。
ガイドブックの標準所要時間は、登り3時間、下り2時間で、この所用時間には休憩時間は含まれていません。
この気温の上がった正午から登山を開始すれば、所要時間が延びるのは確実で、下山は順調にいっても午後6時を過ぎることになります。
ヘッドランプは携行していないとのことでしたので、山の日没は平地よりも2時間は早いことを話し、無理をしないようアドバイスをして別れました。
この夫婦は、「行けるところまで行って戻る。」と云って出発していきましたが、事前調査の不足は明らかで、私から見れば無謀登山の範疇に入ると思われます。
登山計画段階では、故障や怪我が発生した場合に備えて、余裕時間を確保しておく必要があります。
具体的には、下山時刻を午後2時から遅くても3時頃に設定して、逆算して出発時刻を決めます。
そうすると、何かあった場合には、日没までの数時間をその対策に当てることができます。
この数時間の余裕が、心にも余裕を持たせることになり、時間が無いために焦って更に事態を悪化させることを防ぐことにもなります。
今日の登山では、水を1.5リットル(羊蹄山並み)と、携帯電話が通じない可能性があるのでトランシーバーを携行して安全を期しました。
熊よけ鈴、熊よけスプレー、地図、GPS装置、ヘッドランプ、ビバーク用品、応急手当医薬品キットは常に携行しています。
入浴せずに帰路につき、札幌の自宅に午後3時前に戻りました。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
昆布岳山頂です。
登山道(8合目付近)から見た昆布岳です。
山頂にて。 360度の展望があります。
羊蹄山です。
ニセコアンヌプリとイワオヌプリです。
洞爺湖です。
残年ながら、気温が上がったため少し靄っています。
空気が澄んでいたら、本当に絶景でしょうね。
登山口(林道)を出発して少し行くと、右側に登山道が
分岐しています。(林道側に標識はありません)
この登山道の中を覗くと、昆布岳の標識があります。
上の写真の林道分岐点から登山道を見た状態です。
林道分岐点以外からは、この標識は見えませんので、
見落とさないように注意が必要です。
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