平成27年山行記録


2016年6月15日(水)
恵庭岳に登りました。

ポロピナイコースで、恵庭岳山頂(第2展望台)を往復しました。

駐車場      07時20分
標高700m   08時40分 (1時間20分)  
第1展望台    09時40分 (1時間00分)  
第2展望台着   10時24分 (0時間44分) (3時間04分)
第2展望台発   10時34分 (0時間10分) (0時間10分)
第1展望台    11時13分 (0時間39分)  
標高700m   11時52分 (0時間39分)  
駐車場      13時13分 (1時間21分) (2時間39分)

合計所要時間  5時間53分

(GPS記録)
総上昇量   818m
総下降量   845m

累積標高(+)トラック  986m
累積標高(+)地形    968m

TP積算距離    7.34km

昨日までは降雨がありましたが、今日は天候が回復する予報になっていたので、恵庭岳に登ることにしました。

早朝、札幌の自宅から恵庭岳方面をみると高曇りのまずまずの天気に見えました。

国道453号線で支笏湖に向かいましたが、支笏湖が近づくにつれて霧が濃くなり、道路も湿ってきました。

恵庭岳登山用の仮駐車場は良く整備されており、10台程度は駐められそうでした。

今日は、雨は降りませんでしたが、強い風が吹いており、水分の多い霧が吹き付けていました。

そのため、木の葉から結露した水滴が雨のように落下するため、殆ど小雨の状態でした。

上はウィンドブレーカーを雨具の代用にし、ズボンはそのままで歩きましたが、体温で乾くためずぶ濡れ状態にはなりませんでした。

今日の登山は、今までの恵庭岳登山とは違った登山となりました。

写真1の地図(GPS軌跡)にあるとおり、今までの登山道が新しい登山道に切り替わっていました。

駐車場から標高700mまでの登山道は、一部は従来の登山道を使用していますが、大部分は新しく切り開いた登山道になりました。

復路で出会った登山者が、「登山道が悪くなった。別の山に登っているようだ」と云っていましたが、全く同感でした。

この登山道は、まだ切り開いたばかりで、黒土がここ数日の雨で緩んで、ヌルヌルになっていて非常に歩きづらい状態でした。

登りではこのヌルヌルを周辺のものに掴まりながら通過しましたが、下りで転ばずに歩けるか心配しながら歩いていました。

実際の下りでは、かなり慎重に歩きましたが、一度だけ滑って両手をつきました。

この新しく切り開いた登山道には、ピンクテープがつけられているので、ピンクテープを確認しながら歩けば、迷うことはありませんが注意深く歩く必要があります。

一般の山でも倒木のため切り分け道をつくることがありますが、恵庭岳の新しい登山道の現在の状態は、この切り分け道と同じレベルです。

この新しい登山道が、今までの登山道のように安定するまでには、今後数年程度は掛かるのではないでしょうか。

ロープ場のロープは、登り専用コース、下り専用コースとも確りした丈夫なロープが設置されています。

一般的には、ロープは補助に使うものとされていますが、私の場合は、恵庭岳のローブ場は掴む物がないので、ロープに全体重を掛けて使用しています。

今日も10人弱の登山者に出会いました。

現在の状況から判断すると、初心者の単独登山は道迷いなどの恐れがあり、お奨めできません。

下山後、支笏湖畔のポロピナイに寄ってから自宅に戻りました。


恵庭岳
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
サイズ 1200×900


恵庭岳

GPS軌跡




恵庭岳
恵庭岳山頂(第2展望台)です。
風と霧のため、遠方視程はありません。
写真撮影後、直ぐ10m程下って休憩しました。



恵庭岳

登山道にて
旧登山道方向の倒木です。



恵庭岳

同上




恵庭岳
同上
大木が倒れていますが、火山灰地のため根の保持力は
普通の土よりは劣ると思われます。



恵庭岳
恵庭岳の爆裂口に続く沢から、登山道に上がる場所
です。中央に小さな標識があり、ピンクテープ沿いに
進みます。(奥へ)
写真の右側が爆裂口に続く荒れた沢です。


恵庭岳

沢に建設された岩石や倒木の流出を止める構築物です。




恵庭岳
初めて見た特殊な形をしています。
鉄製の頑丈な構造をしていますが、これで下側の橋を
何とか守ってくれることを期待します。



平成27年山行記録
http://tjmount.com/