平成20年山行記録


2008年9月24日(水)
高原温泉から銀泉台まで縦走しました。 (9月21日)

シャトルバスが両方のコースで運行されているのを利用して、縦走をしました。

高原温泉    6時36分
赤岳着     8時53分 (2時間17分)
赤岳発     9時04分 (    11分)
小泉岳分岐  9時23分 (    19分)
白雲岳着    9時58分 (    35分)
白雲岳発   10時09分 (    11分)
小泉岳分岐 10時52分 (    43分)
緑岳      11時42分 (    50分)
銀泉台    13時53分 (2時間11分)

合計所要時間  7時間17分

(GPS記録)
総上昇量    1081m

(距離)
軌跡ログ距離   14.71m
沿面距離     15.92km
TP積算距離   15.06km

シャトルバスが運行されているのを利用して、高原温泉から登り銀泉台に下山しました。

赤岳から白雲岳を往復したことはありましたが、赤岳から緑岳に抜けたのは初めてでした。

小泉岳分岐から緑岳までは、距離2kmの平坦なやや下りの歩きやすい登山道ですので、沢山の登山者が縦走をしていました。

赤岳の登山道の紅葉は素晴らしく十分に堪能しました。


紅葉の進捗には色々な条件が重なるので、毎年同じとはいきません。

紅葉シーズンでも本当の見頃は2〜3日間で、それを外すと見頃よりは若干劣ることになります。

台風や強い低気圧の風によって木の葉が落ちてしまったり、急な強い寒波で紅葉前に木の葉が枯れ始めることもあります。

紅葉の条件としては、順調に十分な寒さが継続して、木々が紅葉の準備をする平穏な期間を持てることが必須です。

今年は例年より2週間も早く紅葉が始まったのですが、その後気温があがり紅葉化がストップして、少し紅葉がぼけたようです。

数年前に10年に一度と云われる素晴らしい紅葉に出会いましたが、やはり足繁く通うしかなさそうです。


当日の天候は秋晴れで、風が少しある程度で快適な登山日和でした。

緑岳山頂で風のため少し寒いと感じて岩陰で休憩した程度で、天候の悪化を予想させるような兆候はみあたりませんでした。

しかし3日後の、この記録を作成している今日(24日)のテレビでは、大雪山の初冠雪の映像が流れています。

テレビの映像では、21日の縦走時にみた秋の紅葉風景とは一変して、完全に冬山の状態になっていました。

北海道の高山は、強い寒気が入れば一日で秋から冬に突入するわけですが、今回の寒気はまさにそのような現象をもたらせました。


今回は白雲岳から小泉岳分岐に戻る途中で、両足の太ももの裏側にある筋肉に張りがでました。

足を後ろ側に上げるために使われる筋肉ですが、以前にも熊石岳で同じような経験をしたことがあります。

その時は、登山道全域で木の根を越えるときに、足を後ろに上げてから身体を捻って障害物を越える様な歩き方をしていました。

しかし、下山時に足を後ろに上げようとしたら、筋肉疲労のせいでものすごい痛みを感じて足を上げることができませんでした。

それ以降は、足を前側に上げて障害物を通過しました。


この裏側の筋肉は登りや歩行にはあまり関係しないので、普段はあまり強化されていません。

今回も、前日の緑岳の急な階段、当日の赤岳の大きめの石ころ道の通過、白雲岳本体の大きな石の登り降りなどで、この裏側の筋肉が急に使われたために疲労を起こしたようです。

放置すると足がつる可能性があったので、直ちに休憩して漢方薬(芍薬甘草湯)を服用し、マッサージをしてから軽い食事と水分の補給をしました。

短時間の休憩で直ぐに出発しましたが、その後は違和感が生じることはありませんでした。


この縦走コースは、天気の良いときは手軽に歩けるお薦めのコースです。

所要時間で見ると、赤岳の登りと緑岳の下りはほぼ同時間ですので、赤岳→緑岳の1時間10分(今回の記録)程度が追加されるだけです。

赤岳→緑岳の登山道も歩き易すい道ですので、それ程足の負担にはなりません。

今回の全コースでも、9月16日の暑寒別岳登山のレベルです。

(暑寒別岳 総上昇量 1223m TP積算距離 16.76km)

数字的には、総上昇量・TP積算距離とも、暑寒別岳よりも下回っています。

赤岳080925−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



赤岳080925−2

GPS軌跡




赤岳080925−3

GPS軌跡




(以下登山道にて)
赤岳080925−4 赤岳080925−5






赤岳080925−6 赤岳080925−7






赤岳080925−8 赤岳080925−9

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