平成14年山行記録


05年02月19日 (土)
利別岳登山。降雪のため引き返す。 (ツアー)

1日目テント泊中に多量の降雪があり、登山を中止して戻った。

(19日)
駐車場      12時15分
テント場     15時10分 (2時間55分)  

(20日)
テント場発    08時35分
駐車場      15時05分 (6時間30分)

合計所要時間

(GPS記録)
総上昇量   m
総下降量   m

累積標高(+)トラック  m
累積標高(+)地形    m

TP積算距離    km

(メモ)
GPS記録なし。 参考のため、手動で作成した。

参加者 4名 + ガイド1名

写真なし

1日目夜に多量の降雪があり、2日目は登山を中止して戻った。

以下は、当時作成した詳細な記録です。

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2月19日〜20日 利別岳  ツアー
ガイド NTさん NKさん Yさん 私 (男3,女2)
美利河ダム経由コース
雪上テント泊
気象予報 2つ玉低気圧が接近中で、19日〜20日にかけて雨又は雪と強風の予報。

2月19日
08:00
札幌発

12:15
国道230号線から道道836号線に入る。
駐車地点は、230号線分岐から2.5km地点。
新道経由。本格的に整備された道路であった。

15:10
テント場着
林の中に設営(樹木からの多少の落雪は予想範囲)
テント周りに防風壁を作り強風対策とした。
位置は、カニカン岳登山道分岐から少し行った263m表示地点。
利別岳取り付き地点までは、あと約1.8kmの地点。
大きめのテント1張りで5人就寝。やはり狭い。4人横、一人縦で寝る。
19時すぎ就寝。
降雪・樹木からの落雪のため、テントの側面が雪で押されたうえに、酸欠で息苦しくなった。
そのため、0時頃テント周りを私が除雪した。降雪30cm程度。
      
2月20日
05:45 
起床
夜間に更に降雪があり、ガイドの確認で林道ではツボ足でガイドの腰まで積雪があった。
このため、当日の登山を断念して、そのまま下山する事とした。
前日の予定では、6時朝食・7時出発であったが、帰るだけなのでゆっくり準備した。

08:35
テント場発
旧道分岐から旧道に入った。雪崩危険個所が多くあり緊張した。
距離的には短いはずであったが、間隔をとったり雪崩危険個所を通過する度に多少ロス時間が発生したので、結果的には新道経由よりも時間が少しかかったかも知れない。
ただし、地図よりも新道が伸びており、実際の路線距離は不明である。
時間的に余裕があったため問題はなかったが、悪天候時や遅い時刻の場合は、多少遠回りでも安全な道を選択することが必要と感じた。
(後日、最新地図で計測したら、新道の方が約200m短かった。新道の方が、圧倒的に安全なコースである)

15:05
駐車地点着
出口側にスノーモービル運搬トラックを停められ、側面の雪壁を除雪して車を出した。

15:45
駐車地点発

(その他特記事項)

(そり、ラッセル)
テント類とガス・調理関係の一部を「そり」に載せて運搬。
往路 ガイドが牽引する。他の4人でラッセル。ただし雪が浅くくるぶし程度。
復路 主にNKさんさんが牽引。途中まで他の4人が交替でラッセル。
   雪崩危険地帯からYさんがNKさんさんの補助にまわり、危険地帯はガイドが先頭でラッセルした。

(最新地図)
地図を山旅クラブからダウンロードして持参したが、ガイドの地図よりも古く、ガイドの地図に載っている新道が載っておらず支障があった。
今後は、必ず最新地図も購入すること。(山旅クラブが最新版でないこともある)
(註)その後、国土地理院がネットで最新地図の閲覧を可能としたので、最新状況の確認が簡単になった。(2013.11)
   国土地理院 地図閲覧サービス 「ウオツちず」 

(天候・その他)
19日は15時に行動を停止してテント設営をしたが、もし利別岳登山口まで進んでテントを設営していたら、戻るのに更に1時間程度を要したものと思われる。

復路では往路の2倍以上の時間がかかっており、今後大量降雪が予想される場合の行動については、事前に十分に検討しておくことが必要である。また、悪天予想の場合も同じ。

防風壁を作る場合は、テントから1m程度離すこと。テント上の降雪の逃げ場と除雪作業のために必要。

(コースの変更)
当初の計画段階では、利別岳の北稜ルート(長万部岳コースで避難小屋うすゆき荘泊)としていた。

しかし、積雪量が非常に多いため、大きな雪庇が予想されることから、南西稜ルート(美利河ダム経由)に変更し、テント泊となった。


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