平成19年山行記録


2007年6月29日(金)
十勝岳に登りました。 (6月28日)

日帰りで十勝岳に登りました。

望岳台  7時17分
小屋跡  8時13分 (    56分)
山頂着 10時08分 (1時間55分)
山頂発 10時50分 (    42分)
小屋跡 12時20分 (1時間30分)
望岳台 13時11分 (    51分)

合計所用時間  5時間54分

(GPS記録)
総上昇量  1199m
距 離    10.9km

空知地方の天気予報は終日曇りで、寒気の流入で全般的に不安定な天候が予報されていました。
札幌から高速道路で三笠ICまで行き、そこからは桂沢湖経由で富良野に抜けて十勝岳に向かいました。望岳台に到着した時点で十勝岳は既に雲の中で、予想よりも悪い状態でした。

望岳台の標高は930mもあり、この時期は付近にはまだ雪渓が残っています。更に寒気の流入で気温もかなり低い状態でした。

予備の防寒具を雨具しか持っていなかったので、高度上昇に伴う気温の低下が心配でしたが取り敢えず出発しました。

避難小屋跡を過ぎた所で早くもパラパラと降雨があり、雨具を着用しました。雨具のズボンを着用すると歩きづらいので、その後は雨具のズボンを脱いだり着用したりを4〜5回繰り返しました。

雨具の上着はそのまま防寒具を兼ねて着用しました。
往路では雲が晴れることはなく、視程10m程度でやや強い風の中を、岩や火山灰地の登山道を慎重に歩きました。

幸いペンキの表示が新しくハッキリ見えるため、心配はありませんでした。
近くの自衛隊演習場の発射音が雷と同じように聞こえるため、ビクッとすることが何回かありました。

山頂は全く視界が効かず風も強くて弱い降雨もあったため早々に下山しました。
しかし、山頂を数m下山した所で90度右折するのを忘れて、直進して上ホロカメトック山側に降り始めてしまいました。

似たような登山道ですが直ぐに何か違うと気がついて、雲の中で全く視界が効かないのでGPSで現在位置を確認しました。
案の定、間違った登山道を降りていることが判り直ぐに登り返しましたが、標高で138m・距離で400m下っていました。

ロス時間は確認時間を含めて33分でした。山頂の休憩時間42分間のうち33分間はこの時間で、実際の休憩は9分間です。
GPS記録からはこの部分の記録を削除しています。

何回も登っている山とはいえ、視界の効かない悪天候下では十分確認してから行動することが肝要であることを改めて認識しました。
GPSはこういう場合の現在位置の確認には絶対の威力を発揮します。
(事故防止のためGPSの携帯をお勧めします。詳細は私のHPを参照願います。)

復路では時々視界が開けることもありましたが雲に入ることも多く、避難小屋跡を過ぎたあたりからやっと天候が回復しました。 避難小屋は完全に撤去されており、観測小屋のみが残っています。登山道には雪は全くありませんでした。

十勝岳070629−1

GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用


十勝岳070629−2

GPS軌跡




十勝岳070629−3

避難小屋跡
観測小屋のみ残っています。



十勝岳070629−4

美瑛岳登山道の分岐点にある標識。
新しく非常に綺麗です。



十勝岳070629−5

岩だらけの中にも所々に花が咲いています。




十勝岳070629−6

噴煙を上げる前十勝岳
現在は登山禁止です。



十勝岳070629−7

当日の視程の状況。
風があり時々降雨もあって悪条件でした。



十勝岳070629−8
登山道は、火山灰地以外はこのような岩が続きます。
登山道はやや均されてはいますが、それでも
かなり歩きづらいです。

平成19年山行記録
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