小林峠コースで砥石山に登りました。三角山の山頂で引き返しました。
駐車場 7時27分
T4分岐 9時26分 (1時間59分)
三角山着 10時55分 (1時間29分) (往路 3時間28分)
三角山発 11時13分 ( 18分) (休憩 18分)
T4分岐 11時45分 ( 32分)
駐車場 13時05分 (1時間20分) (復路 1時間52分)
合計所要時間 5時間38分
(GPS記録)
総上昇量 502m(?)
総下降量 691m
累積標高(+)トラック 712m
累積標高(+)地形 725m
TP積算距離 7.89km
沿面距離 8.12km
前日の天気予報で、翌日は「午前中は曇り・午後は夜まで晴れ」でしたので、いつもより早く出発してできれば砥石山の山頂まで行く計画を立てました。
起床すると朝から晴れており、絶好の登山日和となりましたので、普段より1時間早く家を出ました。
このコースは全行程をスノーシューで歩けるので、アイゼンは持参しませんでした。
足まわりは、「スノーシュー専用登山靴 & オーバーシューズ & スノーシュー」として、万が一ツボ足で歩かざるを得ない事態が発生した場合の対策として、スパッツを携帯しました。オーバーシューズを装着したまま、ツボ足では歩けません。
登山道は新雪に覆われており、微かに登山道の跡が判る程度で、踏み跡が完全に消えている場所も結構ありました。
当日は当然私が一番手ですので、全行程をラッセルしながら進みました。
T4分岐までの所要時間は、夏道ですと約1時間ですが、当日はラッセルのため2倍の2時間も掛かっています。
T4分岐からは、GPSに保存しておいた夏道の軌跡を表示させて、時々ルート上に居ることを確認するようにしました。
T4分岐のあるピークからは夏道はジグザグで下りますが、冬道は急斜面を一気に直線で下りて進みます。
三角山に近づくと、次第に地形も厳しくなり急斜面のトラバースもありますので、安全に登れるルートを慎重に捜しながら進むことになります。
三角山の夏道は、標高で山頂の数十m下をトラバースしています。山頂を経由する登山道も作られていますが、急傾斜で山頂の景色もあまり良くないので、年1回程度しか利用しません。
その分岐のカンバンに到達した時点で、「夏道に沿ってトラバース or 山頂経由」の判断が必要となります。
今回は、急斜面のため安全にトラバースできそうもないので、山頂を経由することにしました。微かな踏み跡も山頂に向かっていました。
しかし、夏道でも急傾斜のところですので、スノーシューで登るのには大分苦労しました。
藻岩山のT6分岐から小林峠に行く冬道の急斜面を、更にもう少し厳しくした状況です。
三角山山頂の到着が、引き返し予定時刻の11時直前になりましたので、ここから引き返すことにしました。
ここから砥石山の山頂往復には2時間程度必要と思われますので、無理をしないことにしました。
砥石山の上部は、急斜面をジグザグに登ります。夏道では全く問題なく安全に歩けますが、冬は直登せざるを得ないものと思われます。
今の時期の単独行動には、少し危険過ぎると考えられます。私の体力・技術では、三角山山頂登頂が安全な範囲と思います。
復路の三角山を出発して暫く行ったところで、男性3名のグループと出会いました。当日出会った登山者はこのグループのみでした。
3名とも私と同じMSRのスノーシューを装着して、私に負けない大きなザックを背負い、完全装備のいでたちでした。
二言三言言葉を交わしましたが、このグループも三角山山頂で折り返す予定とのことでした。
「三角山の登頂では、急斜面のため途中で断念して引き返す人もいる」と話していましたが、そのようなことも有り得る急斜面が印象に残りました。
MSRのスノーシューの型式は、「デナリEVOアッセント」です。(写真)
このタイプは裏側にスチール製トラクション・ブレードが2列あり、急斜面でのグリップ力が抜群です。
急斜面をトラバースするときに、特にその威力を発揮します。
プロの山岳ガイドも使用している山岳用の信頼のおける製品で、私も永く愛用しています。
急斜面の登りで蹴りこんだりする過酷な使用にもよく耐えて、全く故障したことがありません。
ゴムバンドだけは傷んできますので、交換が必要です。冬期間は予備品を携帯しています。
平地用の卵形のスノーシューにはこのトラクション・ブレードがないため、急斜面では必要なグリップ力を得ることができません。
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
GPS軌跡
2008/10/10の登山記録
三角山の急斜面を一旦下ってから山頂に向かいます。
復路の疲れた身体でここを登るのはきつそうです。
MSRのスノーシュー
重量・価格は購入当時のものです。
下側の赤矢印2列がトラクション・ブレードです。
三角山の山頂分岐
ここから山頂までは、距離は短いですが急傾斜です。
同上の夏道部分で急傾斜が続きます。
トラバース中に、一旦滑ると止められない危険性があるので、
山頂経由の方が安全です。
三角山山頂にて
砥石山です。
遠くの西空に少し雲が出てきました。
また、木に食いこんだカンバンを見つけました。
注意して見ていると、結構ありそうです。
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