平成19年山行記録


2007年9月30日(日)
黒岳に登りました。 (9月26日)

層雲峡コースで黒岳に登りました。

リフト7合目  7時23分
山頂着     8時56分 (1時間33分)
山頂発     9時06分 (    10分)
リフト7合目 10時20分 (1時間14分)

合計所要時間  2時間57分

GPS記録省略

前日に北海道地方を寒冷前線が通過して、旭岳・黒岳など大雪山系が初冠雪しました。

当日朝は冷えており、リフト搭乗中はかなり寒い思いをしました。登山装備をしていても震えるほどでしたから、薄着の観光客はさぞ寒い思いをしたことでしょう。

7合目の登山者名簿帳に記載して出発する時点で、強い風が吹いていました。
登山道には直接風が当たらないので音だけでしたが、係員からは「多分山頂は立っていられない程の風が吹いているでしょう」と云われました。

係員には、「風が強ければ無理をせずに引き返す」旨を告げて出発しました。
寒い中、早朝から指導・監視にあたられている指導員の努力には頭が下がります。

往路では、登山道の石の表面が薄氷に覆われていて滑りやすく、非常に歩きづらい状態でした。
登山靴の踏む場所は平坦な石の表面は氷で滑って危ないので、凹んだスリップしづらい場所を選んで一歩一歩確実に歩く必要がありました。

復路では、日照があった関係で日陰以外は石の表面の氷がほぼ溶けて、往路よりは歩きやすくなりましたが、下山開始時点の急な石段に雪が被り非常に滑りやすくなっていたため、かなりの緊張を強いられました。

山頂到着時には風は少し納まったのか、出発時に心配したほどの風速ではありませんでした。
それでもカメラを構えていると、風で身体が揺れてなかなかシャッターを切れないこともありました。

山頂からの展望はお鉢平方面は完全に冠雪状態でしたが、それを外すとまだ雪は微かに見える程度で紅葉の方が優っていました。

私の到着時で先行者が数名おり、その後も登山者が登ってきました。この時期、日照があれば気温が上がりそれ程寒くはありません。

29日のテレビでは、「十勝岳山頂方面で凍死している登山者を発見した」と通りかかった登山者が下山して警察に届け出たと報じていました。

冠雪後は通常装備で登れるのは黒岳までで、お鉢平方面に行くには完全な冬装備が必要になります。

黒岳070926−1
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用


黒岳070926−2

GPS軌跡



黒岳070926−3

黒岳



黒岳070926−4

登山道(9合目)



黒岳070926−5

黒岳山頂



黒岳070926−6

登山道にて
早朝には凍りついていました。


黒岳070926−7

山頂にて
雲がかなり速く流れていました。


黒岳070926−8

山頂にて
お鉢平方面


黒岳070926−9

山頂にて
南東方面(奥ノ平方向)

平成19年山行記録
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