平成27年山行記録


2015年9月10日(木)
カニカン岳に登りました。 (9月8日)

茶屋川・南東尾根コースでカニカン岳山頂を往復しました。


駐車場      06時31分
3合目      07時44分 (1時間13分)  
5合目      08時35分 (0時間51分)  
7合目      08時51分 (0時間16分)  
9合目      09時16分 (0時間25分)  
山頂着      09時28分 (0時間12分) (2時間57分)
山頂発      10時05分 (0時間37分) (0時間37分)
7合目      10時47分 (0時間42分)  
駐車場      12時17分 (1時間30分) (2時間12分)

合計所要時間  5時間46分

(GPS記録)
総上昇量   712m
総下降量   753m

累積標高(+)トラック   885m
累積標高(+)地形    857m

TP積算距離    10.03km

(カニカン岳の登山記録)
  2007−10−04  山頂登頂   道路通行止め  林道を歩く
  2008−09−08  山頂登頂   道路通行止め  林道を歩く
  2009−−−−− 
  2010−09−11  山頂登頂   道路開通
  2011−09−28  山頂登頂   道路開通
  2012−10−07  3合目敗退  道路通行止め  林道を歩く
  2013−−−−−
  2014−09−08  山頂登頂   道路開通
  2015−09−08  山頂登頂   道路開通


カニカン岳登山口に向かう道路は、過去に度々車両通行止めになり、林道歩きを強いられていました。

昨年からは道路が開通したため、車で登山口まで行けるので助かります。

前回崩落して道路を塞いでいた斜面は、斜面の土砂が広い範囲で除去されていますが、斜面の一部がブルーシートで覆われていました。

2012年は、道路通行止めの影響で登山道の笹狩りが行われていなかったために、3合目付近で登山道の位置を確認するのが難しくなったため、登山を中止して引き返しています。

2014年は道路開通にあわせて笹狩りが行われていたため、普通に登山ができました。

8合目より上には、短いトラロープが2本設置されていただけでした。

2015年(今年)は、登山道は昨年と同じく全く問題ない状態でしたが、8合目・9合目付近には長いロープが新たに設置されていました。

7合目までの登山道は安全で問題ありませんが、その上から山頂までの登山道は急斜面のトラバースが続き、道幅も狭くかなり歩きづらい状態が続いていました。

昨年までは、短いトラロープが2本設置されているだけでしたので、かなり注意をしながら歩いていました。

今年は、長いロープが2箇所に設置されていました。

下側のロープは、正確な長さは不明ですが100m前後はあると思われる非常に長いもので、2本が対に設置されています。

上側のロープも、長さは50m前後はあると思われる長いもので、こちらも2本が対になっています。

ロープは合成繊維製で、計測はしていませんが、直径は20mm以上はあると思われる新品でした。(写真7)

ロープの上部支点には、2本とも幅広のベルトが使用されていました。(写真6)

登山用品では見かけたことが無かったので、ネットで少し調べてみました。

その結果、重量1トン程度のフレキシブルコンテナバッグ(通称:フレコン、コンテナバッグ、フレコンバッグ)の吊りベルトに良く似ていました。

ベルトに縫い糸を切断した跡も見受けられることから、使い捨てフレコンの吊りベルトを再利用したのかもしれませんが、これはあくまでも私の推測です。

重量物用の吊りベルトですので、強度的には問題ないと思われますが、材質が不明なため耐候性は判りません。

このベルトをわざわざ使用した目的は判りませんが、樹木へのダメージを分散することが目的かもしれません。

何れにしても、継続的な維持作業が必要と思われます。

通常は、ロープを直接樹木の幹に固定します。

ロープが長いため、複数箇所に中間支点が設けられています。(写真7の下側)

ロープを長くすると、固定用支点(始点)の数を減らせる利点がありますが、曲線の登山道に沿って設置されているので、多少の問題もあります。

1本のロープを複数の登山者が同時に使用すると、上の方の登山者が振られたりして危険なため、原則として1本のロープは一人で使用します。

ただし、50m〜100mの長いロープの場合、ツアーなどで人数が多い時は、時間的な制約もあり原則を守るのは難しいかもしれません。

登山道が狭く、少しでも振られると危険な場所が多いため、気になったので記述しました。


登山中の天候は、曇り、無風、適温で快適な登山日和でした。

山頂からの展望も良好で、30分ほど景観を楽しんでから下山しました。

登山者は、私一人でした。

天気予報では、道南地方は翌日から3日間雨の予報になっていたので、キャンプ登山を打ち切り、夕方札幌の自宅に戻りました。

総走行距離  529km

(総括)
久しぶりに好天に恵まれて、4山とも楽しく登山ができました。

今年は、良い天気が長続きしないので、4日間連続して登山ができたことに満足して自宅に戻りました。

この記録をアップしている10日現在、テレビでは「栃木県、茨城県の大水害」を報じています。

明日は、台風17号が北海道の東を通過するため、北海道でも大雨の予報が出ています。

北海道では、この後3日間は降雨が予報されています。早く晴れて欲しいですね。


カニカン岳
GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用



カニカン岳

GPS軌跡




カニカン岳

カニカン岳山頂です。




カニカン岳

同上
直ぐそばにも、山頂標識があります。



カニカン岳

新しく設置されていた長いロープです。




カニカン岳
ロープの始点です。
見なれないベルトで立木に結ばれていました。
ネットで調べたら、フレキシブルコンテナバッグに使われ
いるベルトに良く似ていました。(再利用かも?)


カニカン岳
左上:新しい太いロープで、合成繊維製です。
右上:古いトラロープです。
下:ロープの途中にとられている支点です。



カニカン岳

7合目の金鉱坑道跡です。




カニカン岳

カニカン岳登山口です。




平成27年山行記録
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