平成19年山行記録


2007年10月7日(日)
カニカン岳に登りました。 (10月04日)

茶屋川・南東尾根コースでカニカン岳に登りました。

通行止    6時46分
登山口着  7時49分 (道路 1時間03分) (距離 4.4km)
登山口発  8時02分 (休憩     13分)
山頂着   10時45分 (往路 2時間43分)
山頂発   10時59分 (休憩     14分)
登山口着 12時52分 (復路 1時間53分)
登山口発 13時00分 (休憩     08分)
通行止   14時02分 (道路 1時間02分) (距離 4.4km)

合計所要時間  7時間16分
(カニカン岳    4時間50分)

(GPS記録)
総上昇量   857m
距 離     19.2km

(GPS記録 カニカン岳)
総上昇量   786m
距 離     10.4km

10月3日の夜は、ピリカダムのそばにあるクアプラザピリカ(温泉、宿泊、レストラン、パークゴルフ、キャンプ場、その他の総合施設)のパークゴルフの駐車場で車中泊(2泊)をしました。

時期外れのためキャンプ場の利用者はおらず、フロントに車中泊と云ったら無料で駐車場を利用してもよいとの許可を頂きました。そのため、キャンプ場の照明は消灯したままでしたが、快適に過ごせました。

夕刻までまだ余裕があったため、翌日のカニカン岳登山に備えて道路の下見に出かけました。
途中で通行止めの予告表示がありましたので、通行止めの場所まで行ってみました。

丁度測量会社で測量に入っていて、通行止めの原因は「山側の圧力で道路が沢側に押し出されているためらしい。」ということで、沢側に何らかの対策をするための事前測量をしているとのことでした。

多分大がかりな工事になると予想されますので、暫くは交通止めが続くのではないでしょうか。

この通行止め箇所から登山口までは、片道4.4km(GPS実測)ありましたが、道路は起伏が少なく路面も歩き易いため、登山口には約1時間で到着します。

道路は少し行くと舗装から無舗装に変わりますが、殆ど砂利が無く歩き易い道です。
道道836号線は登山口の約1km手前で終了して、その後は林道が続きますが、歩き易い道がつづきます。

登山口には数台分の駐車場があります。この先にも林道が続いていますが、事業用で一般車両の通行は禁止されていました。ゲートは無施錠でした。

登山口に登山届けの箱が無いため確かなことは判りませんが、登山道を見た範囲では最近は殆ど登られていないようでした。

そのため、当日も私一人の登山となることが見込まれたため、慎重に登山を開始しました。

登山道は良く整備されていて、危険な場所はありませんでしたが、4合目の少し手前の平坦部分から短い急登に差し掛かった場所で、倒木が登山道を完全に塞いでいました。

急登部分の登山道が少し荒れていたため、一瞬道を間違えたかと疑いましたが、確かにルート上にいることを確信してから、倒木の突破を試みることにしました。

急斜面で登山道がどの方向に進んでいるかも判らない状況のため、倒木の枝を切り払って進むことにして、多機能ナイフの鋸とワイヤーソー(針金状の鋸)を用意しました。

幸い密集していた枝が細かったため、切り開いて通行可能な状態にしました。
倒木の向こうは、平坦な開けた登山道が続いていましたので、一安心しました。

勿論、倒木が続くようでしたら引き返す覚悟でしたが、幸い倒木はこの1箇所のみでした。

上部で登山道の誘導用のロープを引っ張ったら抜けてきたので、結び直しておきました。
また、下山時に脇に誘導されそうな小さなザレ場があったので、登山道に目印テープをつけておきました。

標高が約980mと比較的高いため、紅葉が進んでいて綺麗でした。
道路さえ直れば、快適な登山を楽しめる山です。

登山道についている「合目」表示は、距離がバラバラであまり役に立っていません。
そのためか、登山口のカンバンにも3合目と7合目までの各距離を表示していました。

参考のため、地図に「合目」の概略位置を表示しておきましたが、できればもう少し等間隔になるように調整したほうが、登山者には便利だと思うのですが。

カニカン岳は砂金を産出した金山として知られています。
現在も7合目に「金鉱坑道遺跡」(写真)があります。坑道入り口の小さい穴を覗くと奥に続いているようでした。

こんな場所から金鉱石をどうやって運んだのでしょうか。人力か、もしかしたら馬を利用したのかも知れません。

カニカン岳071004−1

GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用
<全体図>

カニカン岳071004−2

<カニカン岳>




カニカン岳071004−3
<通行止め部分>
拡大表示できます。
国土地理院の地図を利用して、加筆しました。



カニカン岳071004−4

GPS軌跡




カニカン岳071004−5
通行止め部分
左脇に歩道部分がありますが、自動車は完全に
通行止めです。



カニカン岳071004−6

亀裂部分のシート
道路に亀裂が走っています。



カニカン岳071004−7

登山口に向かっている無舗装道路(道道836号)
非常に歩きやすい道路です。



カニカン岳071004−8

登山口と駐車場




カニカン岳071004−9

登山口のカンバン




カニカン岳071004−10

カニカン岳山頂





(登山道にて)
カニカン岳071004−11 カニカン岳071004−12 カニカン岳071004−13






カニカン岳071004−14

後志利別川
綺麗な清流です。



カニカン岳071004−15

7合目にある金鉱坑道遺跡

平成19年山行記録
http://tjmount.com/