八ノ沢からカムエク・ピラミッド・1823m・コイカクを縦走しました。
(23日)
駐車場 12時15分
テント1 16時10分 (3時間55分)
(24日)
テント1発 05時30分
カムエク 11時45分 (6時間15分)
テント2 13時20分 (1時間35分) (7時間50分)
(25日)
テント2発 04時45分
テント3 17時55分 (13時間10分)
(26日)
テント3発 06時30分
駐車場 11時35分 (5時間05分)
合計所要時間
(GPS記録)
総上昇量 m
総下降量 m
累積標高(+)トラック 3169m ?
累積標高(+)地形 3324m ?
TP積算距離 34.6km
(メモ)
GPS記録:1日目、2日目:あり・良好 3日目:なし 4日目:あり・良好
3日目(カムエク → コイカク)の軌跡は、参考のために手で追加した。
参加者 5名 + ガイド2名
このコースは、利用している山岳ツアー会社のツアー登山のランク 「入門、初級、中級、上級、上級+α」 の中で、最上級の「上級+α」に該当するもので、テント泊3泊で日高山脈の縦走を行うかなりハードなものです。
このコースは、エスケープルートが無いので、何があっても出発点まで自力で戻る必要があります。
この山岳ツアー会社でも、2004年度の「上級+α」山行は全部で4件のみです。
山行の初めと終わりが沢歩きになるため、通常の登山装備+沢登り装備を携行する必要があります。
通常の登山靴は重い上に嵩張るので携行するのをやめ、全行程を沢靴で歩きました。
沢靴は渓流(水無)で、ソールの交換ができ、沢と登山道の両方に利用できるものを利用しました。
沢ではフェルト底を取り付け、登山道ではビブラム製底に交換します。
この沢靴は、今回の山行で問題を起こしました。
その後メーカーは、この沢靴の販売を中止して、購入者の希望があれば回収して購入費用を返済しました。
このコースは、稜線上には水場がないので、必要な水は参加者各自が全て携行する必要があります。(食事用を除く)
ツアーのため、テントと食事はツアー会社(ガイド)が提供してくれますが、行動食と行動用の水は各自が必要分を携行する必要があります。
ただ、どうしても食事用の水が不足するため、コイカクではガイドが水のとれる沢まで降りて水を汲んできました。
3日目は行動時間が13時間にもおよび、私はヘトヘトになりましたが、ガイドの体力は驚異的でした。
(9月23日)
12:15 駐車場出発
14:10頃 札内川に入る
16:10頃 八ノ沢出会い テント泊 (1泊目)
7時 札幌発 中札内から札内川ダムに進み、車両通行止の場所に駐車。(とかちリュウタン湖沿いのどこか)
七ノ沢出会いまで約6.8km道路を歩く。
七ノ沢出会いから札内川に入り、八ノ沢出会いでテント泊。
(9月24日)
05:30 テント場発 八ノ沢を登る。
07:38 三股
09:43 カール着 テント設営
10:25 カール発
11:45 カムエク山頂
13:20 テント着。 テント泊 (2泊目)
(9月25日)
04:45 テント場発 ピラミッド(1853m)、1823m峰(1826m)を縦走。
17:55 コイカク頭着。 テント泊 (3泊目)。
登山道は、登山者の数が圧倒的に少ないため、通常の登山道としての整備はされていません。
途中で藪漕ぎもあり、全般的に非常に歩きづらい状態の登山道です。
ガイドブックには、同じ距離でも、日高山脈の登山道は、通常(例えば大雪山系)の登山道の3倍程度の所要時間が掛かると記述されています。
テント場のコイカク頭は少し登ったところにあるため、この急登をやっとのことで登りましたが、過呼吸状態が暫く続きました。
テント泊装備の重たいザックを背負い、状態の悪い登山道を13時間も行動したので当然ですが、ヘトヘトの状態でした。
テントは、先行したガイド1名が既に設営を完了していました。
さらに、このガイドが、食事用の水を沢を下って汲みに行きました。
コイカク頭からの夕焼けが綺麗でした。
歩行中に、沢靴の交換式のソールが外れるハプニングがありました。
泥濘を歩いている時で、私はソールの外れたのに気がつきませんでしたが、後を歩いていた参加者がめざとく見つけてくれました。
ガイドに、私が携行していた2mmのロープを使用して、ソールが外れないよう登山靴に縛り付けてもらいました。
その後は、靴を脱いだり履いたりする度にロープの処置が必要になり、大変不便でした。
(8月26日)
06:30 テント場発
11:30 駐車場
テント場からコイカクを往復しました。
コイカクからの下りもかなりの急坂でした。
コイカクシュサツナイ川を下り、下山口にあたる札内二股橋に無事下山しました。
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