平成21年山行記録


2009年3月21日(土)
漁岳に登りました。(麓まで)

漁岳に登りました。今日は麓まで行き引き返しました。

駐車場       7時16分
取り付き      8時24分
引き返し点着  10時30分 (往路 3時間14分)
引き返し点発  10時40分 (休憩     10分)
取り付き     12時01分
駐車場      12時47分 (復路 2時間07分)

合計所要時間  5時間31分

(GPS記録)
総上昇量   824m
総下降量   863m

累積標高(+)トラック  1005m
累積標高(+)地形    828m

TP積算距離  11.40km

最後に漁岳に登ったのは2年前の2007年4月18日でしたので、久しぶりに漁岳に行ってきました。

過去に登ったのはすべて4月中旬以降なので、時期的には少し早いと思いましたが、今年は暖冬なので春山に近い状態になっているのではと期待して出かけました。

今日の装備は「スノーシュー & 12本爪アイゼン」で、登山靴は12本爪アイゼンの装着が可能な、普段の登山靴よりも約400g(片足)重たいものです。

今日の主目的は登山道の偵察で、もしすべてが順調なら漁岳の登頂を考慮したものでした。

アイゼンは漁岳本体の登攀用に持参しました。

過去に単独で登った4回はすべてカンジキを持参していましたが、今回はまだ時期的に早いのでスノーシューを持参しました。

雪面が固そうに見えたので、駐車場(路肩)からはツボ足で歩き始めましたが、直ぐに踏み抜いたのでそこでスノーシューを装着しました。

復路で1箇所アイゼンを使用した箇所以外はすべてスノーシューで歩きましたが、スノーシューを選んで正解でした。

往路はまだ気温が低いためスノーシューも沈ます、踏み抜くこともありませんでした。

斜面の表面はザラメ状で、締まっていて滑り易かったため、スノーシューの制動力が大いに性能を発揮しました。

気温の上がった復路後半の林道部分では、スノーシューでも5〜10cm沈み込み、たまに踏み抜くこともありましたので、カンジキではかなり苦労したと思われます。

往路の林道部分ではスキー跡と踏み跡がありましたが、取り付き部分から漁岳の少し手前までは踏み跡は消えていました。

尾根伝いに登っていくので方向は大体判るのですが、尾根の幅が広いので出来るだけ最短コースをとるように、ピンクリボンを捜しながら登りました。

以前は往路はツボ足で歩いているので、大体2時間30分から3時間で山頂に到着していますが、今日はスノーシューを装着している関係で、漁岳の麓までに3時間14分も掛かってしまいました。

麓到着時点で少し疲れがでてきて、足にも少し張りがあったので、無理をせずにそこから引き返しました。

今日であった登山者は5〜6人でしたが、全員が単独行でスキーとスノーシューが半々でした。

スノーシューの1名が私を追い抜いて行き、漁岳に登頂した後でまた私を追い抜いて行きましたが、その健脚ぶりは見事でした。

(気になった点)
林道部分で大きな急斜面の尾根が張り出している部分では、上部からの小雪崩跡が続いています。

以前にこの部分で底雪崩の跡も見ています。

急斜面には、まだたっぷりと雪が残っているので、雪崩の危険は常にあります。

逃げ場が無いので、気温の低い時間帯に通過するように心がける必要があります。

最後の写真は危険地帯を急いで通過して、比較的安全になった場所で撮影しています。

漁岳090321−1

GPS軌跡
カシミール3D使用
山旅クラブの地図使用


漁岳090321−2

GPS軌跡




漁岳090321−3

国道から撮影した恵庭岳




漁岳090321−4

登山道にて
正面は恵庭岳です。
手前はオコタンペ湖で、奥が支笏湖です。



漁岳090321−5

漁岳の手前の小ピークからみた漁岳です。
今日は漁岳本体を少し登った場所から引き返しています。



漁岳090321−6

登山道にて
積雪量はまだ数メートルあります。



漁岳090321−7

写真の@地点から撮影した漁岳です。




漁岳090321−8

同上のカシミール3Dのカシバード画像です。
見事に起伏が再現されています。



漁岳090321−9

林道の尾根の張り出し部分
小雪崩跡が続いていました。
この写真は雪崩跡は写っていません。

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