層雲峡の銀河の滝を登りました。 (12月28日〜29日)
合計所要時間 0時間00分
(GPS記録)
総上昇量 m
総下降量 m
累積標高(+)トラック m
累積標高(+)地形 m
TP積算距離 km
(メモ)
GPS記録なし
写真なし
以下は当時作成した詳細な記録です。
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銀河の滝アイスクライミング
日 時 平成16年12月28日〜29日
参加者 ガイド、Tさん、私 (3名)
12月28日
7:20 札幌発
銀河の滝到着後、直ちに徒渉の可否を確認したが、水量が多いため別途徒渉対策を実施することで、徒渉の必要のない別の方向の滝の偵察を行った。
偵察した滝は氷の状態が悪いためクライミングを諦めて、滝の周囲を回れる状態であったので、アイゼンを使用した氷の急斜面の歩行練習を行った。
その後、錦糸の滝の偵察を行った。
滝の対岸の崖が大きく崩落して道路を塞いでいたが、ガイドが対岸までわたり徒渉可能を確認した。
徒渉個所は全面氷結していたが、氷の薄いところがあり、気持ちが悪かったとのことであった。
銀河の滝は吹雪模様だったが錦糸の滝は無風で、あいだに一山あるだけなのにこれ程天気が違うものかと驚いた。
翌日、銀河の滝への徒渉ができなかった場合は、錦糸の滝を登ることに決め駐車場に戻った。
駐車場は強風のため、車を壁にしてテントを張る。
下が舗装のためペグを使えなかったので、歩道の柵に2個所、車に1個所、スコップで1個所テントのロープを張ったが、手を離すとテントが1mも舞いあがるほど風が強かった。
雑談の後、19:30頃就寝。夜間も強風が吹いていた。
12月29日
朝方、寝袋の下からの冷えがあり、横向きに寝る。
就寝時は、−12℃対応のシュラフ、シュラフカバー、180cmエアマット、ダウンのインナー上下、ズボン、アウター、テントシューズ、冬用の帽子、インナー手袋を装着していた。
テントマットは、薄手のものを2枚使用。
翌朝層雲峡温泉のストアの寒暖計が−14℃を示していたので、早朝の強風時は更に気温が低かったものと思われる。
結果的に、−12℃対応のシュラフでは保温力不足が判明したことになり、ガイド・Tさんからも自分たちの使っている−30℃対応のシュラフを購入するように勧められた。(実売6万程度、石井スポーツ)
徒渉に漬け物用ビニール袋を使用することに決め、ストアで漬物用が無かったので、ゴミ袋を購入した。漬物用ビニールは、徒渉経験があるとのことであった。
私は、前回徒渉中に片足を水に落とすミスを犯した(浸水なし)経験から、オーバーシューズを持参したので、ビニールの上から装着して徒渉した。
帰りはオーバーシューズのみで徒渉したが、全く問題はなかった。
しかしガイド・Tさんは、ゴミ袋が薄かったせいで徒渉中に底面が破れて浸水し、Tさんはインナーまで濡れたとのことでリタイヤして車へ戻った。
ガイドは浸水が軽微であるとのことで、クライミングを続行することとなった。
往路は、山の斜面を大きく迂回して滝へ向かったが、雪が深くツボ足のため非常に疲れた。
復路は滝の下側の斜面を直接下り、川に到着した場所で対策をしてから、その場所で徒渉した。
銀河の滝は、1ピッチ目(F1)のみを登り終了とした。
氷が硬くアイゼンの刺さりが悪かったが、バイルの効きはまずまずであった。
ロープは新品9o2本をダブルロープで使用したが、懸垂下降時は新品のため滑りがよすぎて、右手だけでは制動につかれたので、左手でエイト環をわしずかみにして制動の補助とした。
温泉に入り帰札した。往復とも高速道路は50km規制であった。
後日談によると、この徒渉でガイドもインナーまで濡れたそうであるが、私が全く問題なかったので、無理をしてクライミングを行ったとのことであった。
(要対策事項とその後の対応)
1.シュラフ
シュラフを−30℃対応にすること。
ウエスタン・マウンテニアリング(青色)。−30℃対応品。石井スポーツ。
(後日、−30℃対応品を購入した)
2.ストック
KIZAKIの3段ストックの回転式固定装置が不調で、最初緩く固定していたため縮んだので、伸ばして固定しようとしたがうまく固定できなかった。
以前からも不調であったので、破棄すること。
Tさんから、ブラックダイヤモンド製のワンタッチ式の購入を勧められた。
現品をみたが良さそうであった。もし、3段式があれば購入し、なければ捜すこと。
(後日、ブラックダイヤモンド製のワンタッチ式3段式を購入した。)
3.毛糸の帽子
ヘルメット着用時に被る毛糸の帽子を新調すること。現在のものは厚くて短い。
薄くて少し大きめで楽に耳が隠れるものを捜すこと。
4.インナー手袋
インナー手袋を誤ってガスコンロの火に当ててしまって、左手人差し指の表面が少し溶けて固着した。
翌日、そのまま着用したところ、同指の感触が無くなり凍傷の危険を感じたので、予備のインナー手袋に取り替えて事なきを得た。
別途購入のこと。今後は、火気には充分に注意すること。
5.アイスクライミング用の靴
靴については、両名ともインナー式のプラ靴を履いており、防寒面ではこれに優るものはないとの話であった。
クライミング用アイゼンの購入と合わせて検討すること。
ガイドのはアイスクライミング専用靴とのことなので、購入の第一候補とすること。
(後日、プラスチック製登山靴を購入した)
6.アイスクライミング用アイゼン
両名ともクライミング用2本爪アイゼンを使用しており、ガイドから私の使っている縦走用アイゼンよりは、性能が格段に良いとの話があった。購入を検討すること。
(後日、アイスクライミング用2本爪アイゼンを購入した)
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